天文教室
観望会
美保関隕石
Sun‐in星の集い
新天体発見


コラム 20122011年< >2013年


2012年11月20日(火)
2084年、火星から見た地球の日面通過

 100年後、1000年後の人類やその宇宙観はどうなっているのか、みてみたいです。
 ステラナビゲータをお持ちの方は(自分の)場所を火星の例えばオリンポス山に、日時を2084年11月10日2:11に設定して時間を進めてみてください。
 地球や月の日面通過のおもしろい動きがわかります。
 このサイトのライブラリにある「講演「宇宙開発からのもうひとつの贈物」-高大接続シンポジウム-」を参考にしたシミュレーションです。
 どうやっても無理ですが、本物のシーンを見てみたいです。

金津(石橋)

2012年10月20日(土)
峰をはうようにして



10月20日、4時46分
リコーデジタルW
6ミリ(35ミリ換算28ミリ)
F2.8  60s露光 ISO800
撮影地 松江市秋鹿町
(一畑電鉄の駅のすぐそば)

 今朝はカノープスを探しに出かけました。
 一畑電鉄秋鹿駅前で双眼鏡を構えて見ました。
 何とか写真に撮ることができました。
 峰を這うように東から西へ動いてました。
 写真でわかりますでしょうか?

奥野(西津田)

2012年8月26日(日)
国際宇宙ステーションISSを見よう

 超広角レンズで北の空を北西から南東に移動していくISSの様子を撮影しました。15秒露出の画像を重ね合わせて1枚の画像にしています。
 画像には、北斗七星(左下)、カシオペア座(右下)、夏の大三角(右上)が見えます。

※2012年8月26日 20時頃、松江市八束町(大根島)にて

 ISSは地上の約400km上空を90分ほどのとても速いスピードで地球を一周しています。夕方や明け方の空に、太陽の光で明るく輝きながら移動する姿を見ることができます。
 見える位置は毎日違います。次のホームページで確認してください。

 ○予報その1
   http://kibo.tksc.jaxa.jp/letsview/
  visibility1/matsue/index.html


 ○予報その2

 
 http://star.gs/~sat/sat/jin_i.cgi


安部(八束)

2012年8月21日(火)
夜更けに見えた天の川



夏の大三角
(上が天の北方向)
2012.8.21 23h13m
PENTAX *istD f20mm F2.8(→3.4)
ISO1600 30s X 3 コンポジット
松江市石橋町にて


 このところ昼間の天気が不安定で、突然の雷雨に見舞われますが、夜更けになると昼間の騒動が嘘だったかのように澄みきった星空が広がります。
 21日、街の灯りが少なくなった夜更けに、松江市内(石橋町)から、きれいな天の川が見えました。
 ペルセウス座流星群のピークは過ぎましたが、まだ少し飛んでいて、首が痛くなるほど空を見上げました。
 今月24日は「伝統的七夕」(旧暦七夕)、舟に見立てた上弦の月に乗って織姫星と彦星が出会う日です。たまにはライトダウンして、宵の天の川を楽しみたいものです。

 天の海に 雲の波立ち 月の舟

    星の林に 漕ぎ隠る見ゆ

     「万葉集」 柿本人麻呂 

金津(石橋)

2012年8月19日(日)
宍道湖畔からの水星

斐川町宍道湖畔にて 4時26分
カメラ リコーデジタルV
  ワイドコンバージョンレンズ使用21mm相当使用。
 F2.5、8s露光、ISO800
欲張ったので構図が中途半端になりました。

 急に思い立ち出雲空港の駐車場に出かけましたが、双眼鏡でアンドロメダを探しましたがよくわからず、そうこうしてると西の方がにわかににぎやかになりそこを退散。
 ゴビウス近くに移動しましてカメラをセット、双眼鏡では見えるのですが・・・。嵩山の左上が水星だと思いますがどうでしょうか?
(←水星に間違いないと思います[編集者])

奥野(西津田)

2012年8月16日(木)
神々しい夜明け
(月・水星・金星・木星・冬のダイヤモンド)


2012.8.16 04h26m
Canon KissD-X EF8-15mm F4L(10mm) F4(開放) ISO800 15sec*8比較明処理
松江市八束町遅江の海岸にて

 8/16夜明け前の東の星空はとてもきれいでした。
 オリオン座の近くで明るく輝く金星や木星に気を取られていたら、細い月・プロキオン・シリウスが昇り、空が少し明るくなり出した頃には月の左に水星が見えてきました。
 こんな素晴らしい星々に出会え、星を好きになって本当に幸せだなあと感じる時間でした。
 対角魚眼レンズを使ってこの光景を撮影してみました。昇ったばかり冬のダイヤモンドと月・水星・金星・木星がいっしょに写り、にぎやかな夜明けとなりました。
 ※シリウスの下の山は中国地方で最高峰の大山(だいせん1729m)です。

安部(八束)

2012年8月13日(月)
ペルセウス座流星群速報
(電波観測)

8月1日〜13日8時台
10秒以上のロングエコー数
8月13日0時30分過ぎのロングエコー(パソコンの画面)

 今年もたくさん飛んでいるようです。ペルセウス座流星群の季節がやってきました。
 左のグラフは流星による電波反射(エコー)が10秒を超える、明るい流星の個数の推移を表しています。
 エコーは11日頃から増えはじめています。おそらくこのロングエコーの大半はペルセウス座流星群によるものと思われます。
 まだ、しばらく楽しめそうです。ゆっくり寝転がって流星を眺めてみてください。

金津(石橋)

2012年8月12日(日)
夜明けの「月と木星、そして金星」

2012.8.12 04h58m
Canon KissD-X
SIGMA DC 17-70mm(17mm) F2.8-4.5(5.6) ISO400 0.5sec
松江市八束町二子の海岸にて

 月に寄り添う木星、それを見つめる金星。
 自然あまりもの美しさに幸せを感じる至福の夜明けでした。

安部(八束)

2012年7月16日(月)
熱帯夜の天体ショー


撮影データ
カメラ RICOH GR DIGITALW
 f=28mm(35mm換算値)
7月16日3時46分
F2.5,ISO800,8S露光
出雲空港駐車場にて 

 金星と月の大接近がきれいでした。
 よくばって月、金星、木星、アルデバラン、プレアデス星団と一緒に撮りたくてそのために月がぼけてしまいました。

奥野(西津田)



 一番明るいのが月、その右が金星、その右上の少し暗い星がアルデバラン。金星の上方の明るい星が木星、その上がプレアデス星団です。
2012年7月15日(日)
いて座新星No.4


2012.07.08 2152JST-(30sec)
Canon KissD-X
SMC-PENTAX 35mm F2(2.8) ISO800
ガイド撮影
※左下は米子方向の光害でかぶっています。


 発見の翌日に撮影した新星の様子です。
 撮影方法はいつもの新星パトロールと同じです。
 僕が決めているS-7というのがこの構図です。
 いて座のλを中心にカメラを構えますが、この星は暗いので下(南)のほうにあるεが下の辺の少し右くらいになるようにねらって構図を取っています。(※いて座ではこのεが最も明るい星で1.8等です。)この構図で撮影しておくと、日本から見えるいて座のかなりの部分を撮影することができます。
 今回は、原画像をウェブ用に小さくしたもの、原画像のうち新星付近を切り抜いてウェブサイズにしたもの、2つを掲げます。切り抜いた画像には印をつけましたので、南斗六星の枡〜柄の部分をたどった位置を確認してみてください。

安部(八束)

2012年7月10日(火)
今夜は新星パトロール



 今夜は新星パトロールです。
 と言っても、金津さん撮影(HP星待ち掲載)の2012-4いて座新星と、ステラナビゲータ(9等星まで表示)で比較してみました。
 10等星表示でもそこだけ空白で(真っ黒)の状態でした。
 こんな写真が撮れれば、新星発見も夢ではないか?と夢を見ている今日この頃です。

家嶋(安来)

2012年6月28日(木)
夜明けの金星と木星


2012.06.28 0421JST
Canon KissD-X SMC-PENTAX 35mm F2
※松江市八束町(大根島)二子の海岸にて
小島(えびす島)の向こうに江島大橋が見えています。


 梅雨の晴れ間、夜明けの空に金星と木星が輝いていました。
 右の下の星が金星、上が木星です。南側には前線のきれいな雲ができていました。

安部(八束)


2012年5月11日(金)
5月7日に双眼鏡で見えた大黒点

 5月7日16:15
 6pフィールドスコープ+D5000(800mm相当望遠)
 シャッタースピード、ISO不明

 七日にソーラーシートを取り付けた双眼鏡で見えた大黒点です。
 あとから6pフィールドスコープにもシートを取り付けて撮影しました。
 馬淵さんの写真には写ってない以前の大黒点が見えます。

奥野(西津田)

2012年5月10日(木)
肉眼黒点




 21日の準備を、と思って試し撮りをしていました。
 ネットによると巨大な黒点らしいです。
 ピントが甘いです。

 
FC−65
 EOSーX5改
 国際光器扱いのフィルターで減光
 ISO=100
 1/4000
 PhotoShop Elements4 でコントラストなどいじりました。
 アップ目にトリミングもしています。


馬渕(名古屋)

2012年5月5日(土)
三瓶廻り

 今年は撮ることができませんでした。2010年1月に出雲大社にて撮影した「三瓶廻り」です。
 うっすらと三瓶山が見えてる左にカノープスが見えます。

奥野(西津田)

 稲佐の浜辺りの大社町から見たカノープスのことを地元漁師さんの間では「三瓶廻り」と言ったそうです。日御碕の方の日本海から見ると、ちょうど三瓶山の山頂付近を廻るようにカノープスが見えるそうです。

奥野(西津田)

 中国地区の日本海沿岸では、カノープスを「山まわり」とよび、・・・、さんべまわり(三瓶廻り)という名も聞いたとあった。
 日本星名辞典(野尻抱影著)から 

安部(八束)


2012年4月15日(日)
八重桜と有明月

 我が家にある八重桜がやっと咲き始めました。

奥野(西津田)

2012年4月7日(土)
夕空の金星と木星
2012.4.7 1924JST-(10sec*12)
Canon KissD-X
SIGMA DC 17-70mm(17mm) F2.8-4.5(5.0) ISO800
三脚で固定撮影
KikuchiMagickで比較明処理
松江市八束町(大根島)二子の海岸にて


オリジナル画像はこちら

 夕暮れの空に宵(よい)の明星が明るく輝いています。さらにその下には木星も。
 春の夕空は金星・木星、そして冬の星座の明るい星でにぎやかです。



 金星のすぐ下にはおうし座の散開星団M45プレアデスの星の集まりが見えます。日本では昔から「すばる」と呼ばれています。 ギリシャ神話では、このプレアデスの星々は狩人オリオンに追われた七人姉妹を月の女神アルテミスが鳩にして逃がしたものだそうです。

安部(八束)

2012年3月27日(火)
夕空の月・金星・木星


2012.3.27 1936JST-(15sec)
Canon KissD-X
SIGMA DC 17-70mm(17mm) F2.8-4.5(5.0) ISO800
三脚で固定撮影
大根島二子の海岸にて(松江市八束町)
 陽が暮れると夕空に金星が明るく輝いています。
 3月下旬には金星と月・木星の競演が見事でした。4月下旬にも月と金星も並びます。

※背景の星々を映し出すために月は露出オーバーになっています。
月の近くにはおうし座の散開星団M45プレアデスの星の集まりが見えます。日本では昔から「すばる」と呼ばれています。
ギリシャ神話では、このプレアデスの星々は狩人オリオンに追われた七人姉妹を月の女神アルテミスが鳩にして逃がしたものだそうです。


安部(八束)

2012年3月26日(月)
夕空で木星、月、金星が一列に


下から順に木星、月、金星です。

 夕空で木星、月、金星が一列に並びました。金星の上には「すばる」も見え、とてもきらびやかな光景でした。

 2010.3.26 19h32m
 PENTAX *istD f20mm F5.6(←2.8)
 ISO800 4s  少しトリミングしています。


金津(石橋)

2012年3月20日(火)
はくちょう座の変光星χ(カイ)




 明け方の空で、はくちょう座のミラ型変光星χ(カイ)が明るくなっています。
 変光周期408日、変更範囲3.3〜14.2等、今年の極大予想3月3日(天文年鑑2012より)です。
 今日の明るさは5.2等と測光しました。例年よりまだ暗いので、これからもっと明るくなるかもしれません。
 しばらくは、双眼鏡で楽に見える変光星です。これから夏に向かってだんだんと早く昇ってくるので、明るさが変わる様子を観察するのに都合が良い星です。


 →参考記事(アストロアーツ2008.10.28)

金津(石橋)

2012年3月13日(火)
宍道湖畔からのカノープス



 カノープスを撮りました。比較明合成の画像です。

 3月13日19:00〜19:03
 カメラ ニコンD5000
 NIKOR 50mm F1.4→F2.8
 ISO800 10秒露光×27
 撮影地 出雲市宍道湖畔
 
 kikuchimagickを初めて使いました、他の画像処理はしてません。

奥野(西津田)

2012年3月10日(土)
夕空の金星と木星

PENTAX *istD f20mm F5.6(←2.8)
ISO400 2s 固定撮影(自宅にて)
写真中央の明るい方が金星、
その左上が木星です。

 夕空で金星と木星が並んで輝いています。
 金星を望遠鏡で見ると、半月より少し大きいくらいの形に欠けているのがわかります。
 金星と木星はこれからさらに近づき、3月13日には横に並んでほぼ水平になります。

金津(石橋)


2012年2月27日(月)
コマコレクター使用R200SS

 今夜は1週間ぶりの快星となりました。
 コマコレクターを装着して数枚写真を撮りました。
 時間が少し早く安来の街灯と月齢5.5の月明かりが影響。

家嶋(安来)

2012年2月20日(月)
冬から春のメシエ天体


M42 オリオン大星雲

M44 かに座プレセペ星団

M45 おうし座プレアデス星団(すばる)
 今夜は光軸調整後の微調整をアルデバランで行いました。明るい星ですが前回より絞込みができたと思いましたので、久しぶりに直焦点撮影に挑戦しました。来月で観望所完成から5年になります。

 左の画像はR200SSでの直焦点撮影です。
・Canon EOS Kiss
・いずれも ISO400 60″ ホワイトバランスは太陽 上が北

家嶋(安来)

2012年2月12日(日)
冬の大三角形


2月12日 20時19分
 リコーデジタルV
 ISO800,F3.2,露光15秒
出雲大社にて
 2月12日(日)の夕方、好天に恵まれて出雲大社に出かけました。連写で撮ったのは、なれないせいかすべてうまくいきませんでした。
 南の方の空は曇ってたようで、今年はカノープスに会えませんでした。
 写真は「冬の大三角形」。薄く雲が出てきて残念でした。

奥野(西津田)

2012年2月5日(日)
星検合格おめでとうございます


 1月15日の「星検」(星空宇宙天文検定)にチャレンジされた会員が、見事合格されました。
 ご努力が実りましたね。昨年12月に始まった星検勉強会も大いに貢献したでしょうか!
 写真は、ご本人から送っていただいた、今日届いたばかりの合格証明書です。
 
おめでとうございます!

金津(石橋)

2012年1月17日(火)
冬の星座



2012.1.17 2147JST-(10sec*12)
Canon KissD-X
SIGMA DC 17-70mm(17mm) F2.8-4.5(4.0) ISO800

三脚で固定撮影
KikuchiMagickで比較明処理
八雲立つ風土記(松江市大庭町)にて

 1月17日(火)の夜は、今年になって初めて満天の星空になりました。早速、星仲間5人で松江市郊外に出かけました。
 澄み切った夜空にオリオン座やおおいぬ座など、冬の星座がキラキラと輝いていました。

安部(八束)


2012年1月2日(月)
昨年の
流星電波観測(HRO)結果


HRO 2011
 間もなく(1/4-5)、しぶんぎ座流星群の極大を迎えます。天気が気になるところです。
 左図は、昨年1年間の流星電波観測(HRO)結果です。
 グラフに記入している主な流星群はおおまかな極大時期を表しています。散在流星やZHRの補正をしていないので正確ではありませんが、1年間の流星数の推移の傾向はわかると思います。数年間の計測結果を重ねると精度が高まりますが、次回の冬休みの宿題です。

金津(石橋)




   
inserted by FC2 system