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コラム 20112010年< >2012年


2011年12月18日(日)
電波で数えた「ふたご座流星群」



2011.12.1-17(JST)
流星の電波エコー
 ふたご座流星群は見えましたか?
 電波観測では、12月14日の23時台に1時間あたり86個の流星の電波エコー(流星による電波の反射信号)を観測しました。これが、今月1日〜17日のピークです(左のグラフ)。
 今月下旬には、規模は小さいですが12月23日極大予想のこぐま座流星群があります。
 そして年が明けるとすぐに、注目のしぶんぎ座流星群(極大予想1月4日)があります。この頃、月明かりの無い明け方がおすすめ観望タイムです。防寒は万全に。

金津(石橋)

2011年12月10日(土)
東京で見た皆既月食


望遠鏡の接眼レンズのところにデジカメのレンズを押しあてて撮影。
皆既中23:54の写真です。


デジカメで直接撮影。
「皆既月食と冬の大三角」
24:00の写真です。

 皆既月食、こちら東京ではとてもよく見えました。
 手持ちのコンパクトデジカメで写真を撮って見ました。
 いずれもメール添付用に解像度を落としてありますが、トリミングはしていません
 雰囲気だけでもお伝えできればと思います。

戸田(東京)

2011年12月10日(土)
カノープスが見える時期になりました

カメラはD5000、三脚で固定。
2010年1月26日、21:47
絞り、露出時間ともに不明


 今月はまだ、真夜中過ぎでないと南中しませんが、1月になると23時ころに見えるようになると思います。
 この写真は何の画像処理もしてません、単に3,4分の露出をかけただけです。無我夢中で撮ったものでとても自慢などできるものではないです。 場所は431号を西に行ったところで、一畑電鉄の一畑薬師駅の一つ手前「いのなだ」駅の近くから宍道湖岸に出たところです。

奥野(西津田)

2011年12月9日(金)
西はりま天文台に行ってきました


 松江のノンベーです。
 先日の例会で言い忘れてましたが、11月に西はりま天文台に行ってきました。某テレビ放送で公開望遠鏡では日本一大きな望遠鏡があると言ってたので出かけてきました。
 2mの望遠鏡は圧巻です。写真の左側がそうです。一般の人が見られる望遠鏡では世界一とか・・・。

奥野(西津田)

2011年11月28日(月)
ARISSスクールコンタクトのSWLカード



 ISSの宇宙飛行士と日本の小学生がアマチュア無線で交信するイベントがARISS(Amateur Radio on the International Space Station=ISSにあるアマチュア無線局)スクールコンタクトです。
 8月16日に古川聡さんと埼玉県の小学校との間で交信がありましたが、その際は松江でも古川さんの声をはっきりと受信できました。
 受信状況を報告したら、きれいなSWLカードが届きました。

安部(八束)


2011年11月27日(日)
「やまびこ広場」星空観察会U


 久しぶりの山佐ダムでした。満天と言いたいところですがけっこう雲があり、少し淋しい星空でした。
 そんな条件に関わらず、安部さんが新しく購入された望遠鏡で、星雲と星団を次々と観せて下さいました。
 すばるM45、ヒヤデス星団、ぎょしゃ座M38M36M37、ペガスス座M15、かに星雲M1、オリオン座M42、木星。写真も良いけど、やっぱり本物は素晴らしい、きれい。有り難うございました。
 次はバラ星雲、こぎつね座のアレイ星雲、はくちょう座の北アメリカ星雲、ペリカン星雲、ドーナツ星雲(リング星雲)、いて座の三烈星雲が観てみたいです。

野波(東本町)

 今夜の予報はうす雲が広がり、星観には?でした。
 夕方に、SE150N(ケンコー)のファーストライトを強行するとのメーリングリストが入り、一路山佐ダムへ出発。
 心配していたうす雲でしたが、安部さんの鏡筒を向ける方向はうす雲が逃げていくようでした。
 「やまびこ広場」は星観人を裏切りませんね。
 沢山の星団を見せていただきました。ぎょしゃ座のM38、M36,M37等。
 最後に木星の観望では大赤斑を眼視できなかったのが残念でしたが、数十万の国産反射鏡筒と比較してそん色ない見え味でした。

家嶋(安来)


 11/27、昨夜に続いて3人が集まりました。はじめはうす雲がありましたが、だんだんと雲がなくなり、秋から冬の星団・星雲を楽しみました。いちばん美しく感じたのはぎょしゃ座の散開星団「M37」です。視野いっぱいにキラキラと星が輝いていました。ずばり、おススメです。
 今回は新しい鏡筒のファースト・ライトでした。SE150N=150mm F5です。PORTA2に載せて気楽に星を楽しみました。25mmのアイピースで30倍、星団・星雲がすいすいと入ってきます。SE150N+PORTA2は組み立て・撤収も5分以内のとてもオテガルです。
 この鏡筒、アマゾンで19,365円。アイピースが2個、ファインダー、鏡筒バンドも付いてこの値段ですから破格ですね。

安部(八束)


2011年11月26日(土)
「やまびこ広場」星空観察会



 今夜はそれぞれのスタイルで観望されたことと思います。
 私は居ても経っても居られず?山佐ダム「やまびこ広場」に行って来ました。
 天の川はとてもきれいでした。
 写真は昇るオリオン座とおうし座ヒヤデスとプレアデス。いずれも25秒、F3.5、ISO800、35o。
 参加者は家嶋と松江の奥野さん。

*奥野さんから12/10の忘年会にと豊の秋をことづかっています。大山日光観測所に持って行きますので皆でいただきましょう

家嶋(安来)

2011年10月31日(月)
宵の明星とライトアップされた嫁が島



2011.10.31 1802JST-(3.2sec)
Canon KissD-X SMC-PENTAX 35mm F2(4.0) ISO400

低い雲の上にぽつんと輝いている星が「金星」です。



2011.10.31 1802JST-(3.2sec*20)
比較明処理
Canon KissD-X SMC-PENTAX 35mm F2(4.0) ISO400
1分あまりの星の動きです。
低い雲の上で明るく輝いている星が「金星」です。

宍道湖畔・夕陽スポット(松江市袖師町)にて
 宍道湖の夕陽のむこうに「宵の明星(金星)」が見えてきました。夏までは明けの明星でしたが、これからの季節、しばらくは夕空に見ることができます。
 東の空には「木星」も明るく輝いています。ぜひ、この2つの惑星を見つけてみましょう。

安部(八束)

2011年10月23日(日)
木星が明るい


画像に星座の線を入れてあります。
木星と星座の並びを実際の空で
確認してみて下さい。
 間もなく(10月29日)衝を迎える木星が宵の東空の「おひつじ座」で輝いています。
 地球との距離はおよそ6億キロメートル。光でも2時間あまりかかります。
 不安定な天気が続いていますが、真夜中に晴れ上がりました。自宅での撮影です。

金津(石橋)


2011年9月27日(火)
45P
本田-ムルコス-パイドゥシャーコヴァー彗星
が明るい


2011.9.27 04:49:50(JST)30sec*3
露出開始時間の間隔35sec
彗星の移動に合わせてコンポジット処理
0.26-m f/6.0 reflector + CCD(ST-9XE)

画像の視野角22.6*22.6'
画像上が北、左が東

 明け方の空に現れてきました。明るく輝いています。(6等台)今の位置はしし座のレグルスあたりで、見つけやすいです。
 本田実さんが1948年12月に発見されたこの彗星。望遠鏡を向けているだけで、気持ちがわくわくします。

安部(八束)


2011年9月14日(水)
日本科学未来館、
コニカミノルタプラネタリウム満天



日本科学未来館

 お台場にある日本科学未来館。館長さんは毛利衛さん。ドームシアターガイア。
 全天周・高精細・立体視の映像システムは日本では初、世界では二番目の導入だそうです。
 やっと観れました。作品は3Dで観るバースデイ(星の誕生)
 館内の展示も科学の最先端のものばかり。お台場に行ったら是非、是非観てください。

 池袋にあるコニカミノルタプラネタリウム〔満天〕
 並ぶのが嫌なので安全圏の上映の四時間前に行ってチケットを購入しました。
 作品は天の川(星とアロマの夕べ)ドーム内にラベンダーの良い香り、満天の星と天の川(都内では40年以上天の川が観れてないそうです)香りでリラックス、 全身に星の光を浴びて満点。

野波(東本町)

2011年9月13日(火)
JAXA相模原キャンパス見学


→JAXA相模原キャンパス
 念願のJAXAの見学。最寄り駅から全行程、約一時間で到着しました。
 大きな建物、この建物の運用室で、はやぶさが見守られてたのかと思うと何度も鑑賞したDVDを思いだして感無量になりました。
 建物に入るとエントランスホールがあり、歴代の科学衛星の模型や電波天文衛星の模型が展示されていました。はやぶさは、実験に使われた実物が展示されているんだと、なぜか守衛さんが事細かに説明をして下さり、私と娘だけにガイドが…。有り難いことです。
 お昼は敷地内の職員の方も一緒の食堂で食べました。安い、早い、美味しい。
 そして、はやぶさのサンプラーホーンの展示されている向かいの博物館へ移動。天文展示室を職員の方が案内して下さると言うのでお願いしました。サンプラーホーンは実験で使われた本物です。目の当たりにして感激しました。
 有本学芸員さんには、長時間詳しく説明して頂き、又、天文以外の展示がされている館内も案内して頂き大変お世話になりました。思いがけず全天周はやぶさ帰還バージョンも観れて、久しぶりに心が晴ればれしました。

野波(東本町)

2011年9月9日(金)
国立天文台見学



 国立天文台の三鷹キャンパスに来ました。一時間半ぐらいかけて常時公開コースを見て回りました。
 展示のなかで昇降床の65cmの屈折望遠鏡の大きさには驚かされました。
 夜には海王星の観望会に参加して214倍で観させて頂きましたが、小さくて色が確認出来たぐらいでした。
 350人ぐらい来られたみたいですが外での望遠鏡は二台、アルビレオが50倍で月が40倍、二台で大丈夫なのって思っていたら来年からは予約制の話が出ているそうです。
 ブラックホールの位置特定の快挙、目の前の建物の何処かで関係者の皆さんが喜びを噛みしめておられるのですね。
 このような記念すべき日に来られて良かったです。観望会の資料を持って帰ります。

野波(東本町)

2011年9月8日(木)
ギャラッド彗星(2)



 2011.9.8 21:01(JST)30sec
 0.26-m f/6.0 reflector
 + CCD(ST-9XE)

 画像の視野角22.6*22.6'
 画像上が北、左が東

安部(八束)

2011年9月8日(木)
超新星2011feが明るい


2011.9.8 20:42(JST)露出15sec
0.26-m f/6.0 reflector + CCD(ST-9XE)
画像の視野角22.6*22.6'  画像上が北、左が東

超新星2011feは中央やや下の明るい星です。
10.0等と測定しました。

 8月24日、おおぐま座の銀河M101に17.2等で発見された超新星2011fe。彗星観測の合間に撮影してみました。
 現在も増光中で今後どこまで明るくなるか注目されます。

安部(八束)


2011年9月1日(木)
ギャラッド彗星(1)



2011.8.31 23h56m
PENTAX *istD
f200mm F4
ISO800 30s
2枚コンポジット


左の画像を拡大
(1辺約1.5度)
右上は、こぎつね座の
9番星(5等)


 夏の天の川にギャラッド彗星(C/2009 P1 Garradd)が見えています。
 天文年鑑2011の「近く訪れる彗星」によれば、およそ1年前の昨年9月9日に当会の安部さんによる14.9等の観測報告があります。
 現在、地球からおよそ2億キロメートル。1年の旅で、ずいぶん明るくなりました。
 予報では7.6等位ですが、写真ではもう少し暗い感じです。
 左下(南東)に向かって淡い尾が見えます。

金津(石橋)


2011年8月13日(土)
ペルセウス座流星群(速報)



8月1日〜13日8時台
ロングエコー(>10s)
 今年のペルセウス座流星群は、月が明るくて条件が悪いのですが、電波観測では13日になってロングエコーが急増しています。
 昼間になってもまだまだエコーが活発なので、極大はこれからかもしれません。
 今夜も晴れれば、見ることができるかもしれません。

金津(石橋)

2011年8月1日(月)
流れ星


2011.8.1 2125JST(30sec)
Canon KissD-X SMC-PENTAX 35mm F2(2.8) ISO800
左下の明るい星がわし座αアルタイル一等星です。


 夏の夜空には流れ星がたくさんとびます。寝そべって静かに大きな星空を眺めてみませんか。きっと流れ星を見ることができますよ。そして流れ星に出会ったら大きな声で「飛んだ」「流れた」とさけんでみましょう。

安部(八束)

2011年6月23日(木)
昼間の流星群



5月のエコー数(HR)

6月のエコー数(HR)

6月12日 3:20-3:30

6月12日 5:20-5:30


6月12日 7:10-7:20

6月12日 15:10-15:20

 流星は夜に見えるものですが、昼間も飛んでいます。
 日ごろ熱心に流星の電波観測をやっておられる東京の杉本さんからのご依頼で、今月1日から21日まで、「おひつじ座昼間流星群」と「ペルセウス座ζ昼間流星群」を想定した電波観測を行いました。
 今まで、昼間の流星群なんて意識したことはなかったのですが、今回初体験です。
 左の5月と6月のグラフを比較すると、6月になってから流星エコーが増加しているのがわかります。
 6月12日をピークに、夜だけでなく、昼間も流星の電波エコーをたくさんキャッチしました(左のエコー画像)。12日の明け方5時台には1時間あたり63個のエコーが現われ、明らかに流星群と思われます。

 →杉本さんによる国内外の観測者からの
  集計結果はこちら



金津(石橋)


2011年6月7日(火)
おめでとう、宇宙飛行士・古川聡さん



古川さん搭乗の
ISS(国際宇宙ステーション)が
松江から見える時間
 古川聡さんが、まもなく宇宙に向けて出発されます。実は、古川さんは以前に松江に来られたことがあります。 今から9年前、2002年(平成14年)9月15日(日)くにびきメッセで開かれた「宇宙の日」ふれあいフェスティバル・スペーストークショーに出席されました。
 このイベントでは、小惑星に名前を付けようというコーナーありました。僕も古川さんと同席させていただき、僕が発見した小惑星の一つに参加されたみなさんから「(29431)Shijimi=しじみ」という名前を付けていただきました。
 その際、古川さんから、色紙をいただきました。そこには「夢」と書いてあります。ずっとずっと宇宙に飛び立つという夢を追い続けておられ、ついにその夢が実現するのですね。夢を追いかける素晴らしさをあらためて実感じました。
 おめでとう、宇宙飛行士・古川聡さん!

※「宇宙の日 松江」「小惑星しじみ」で検索すると当時の様子がわかります。また、今年の10月初旬には、くにびきメッセで「はやぶさ帰還カプセル」の展示があります。

安部(八束)


2011年5月14日(土)
夜明けの金星と木星


2011.05.14 0424JST-(4sec*15)
Canon KissD-X
SMC-PENTAX 35mm F2(5.6) ISO400
三脚で固定撮影 KikuchiMagickで比較明処理
八束町遅江の海岸から撮影。上が木星、下が金星です。(原版では水星も見えます。)1分ほどで星はこれくらい動きます。地上の灯りは米子鬼太郎空港(美保基地)です。

2011.05.14
0430JST-(1.3sec)
Canon KissD-X
SIGMA DC 17-70mm(17mm) F2.8-4.5(5.6) ISO400
三脚で固定撮影
夜明けは大山がきれいでした。よく見ると金星と木星も見えます。

 夜明けの東の空に金星と木星が見えます。それは空が少しずつ明るくなり、そして星が消えるまでのわずかな時間です。
 これからは金星はだんだんと低く見づらくなり、逆に木星は高くなり輝きを増していきます。あの大雪の夜明けに明るく輝いていた金星のまぶしいほどの光が懐かしいです。

安部(八束)

2011年4月23日(土)
地上の満天星



 地上の満天星(ドウダンツツジ)が満開になりました。あちらこちらで見かけますが、我が家の庭でも壺のような形の白い花がぎっしりと咲きました。
 満天星の名は、その昔、中国の太上老君が霊薬を練るうち、誤ってこぼした霊水がこの木に散り、壺状の玉になって満天の星のように輝いたという伝説によるとのことです。離れて見れば天上の星に見えなくもありません。
 もうひとつ地上の満天星に、山陰のお酒があります。花見には是非これで一杯。

金津(石橋)

2011年4月14日(木)
佐藤さん、紙面を飾る


 当会会長の佐藤さんが、今日の山陰中央新報の「ひと」欄に登場です。
 「街角スターウォッチングで星を見る楽しさを伝える」佐藤さんは、愛機と一緒に素敵な笑顔です。

金津(石橋)

2011年4月5日(火)
清明の二日月


2011.4.5 19h16m
Pentax *istD f135mm F2.8 ISO400 0.5s
(自宅にて)

地球照が見えます
 夕空に細い月が見えました。
 今日は二十四節気の清明。暦では、春先の万物が清らかで生き生きしている頃とされ、清明は「清浄明潔」の意味とか。この四文字、普通の辞書には載ってないようで、「清浄」は清らかで汚れのないこととありましたが、「明潔」まで含めた語源は見つかりません。でもまあ何となく意味合いはわかるような気がします。
 ようやく訪れた春。身も心も汚れなく新年度のスタートを切りたいもの。これがなかなか難しい。

・・・ところで、天文学?的には、清明は太陽黄経15度で、春分(太陽黄経0度、今年は3月21日)を起点に1年の24分の1だけ地球が太陽の周りを移動(回転)したことになります。

金津(石橋)

2011年4月1日(金)
西の空に傾く冬の星座


2011.04.01 2118JST-(10sec*23)
Canon KissD-X
SIGMA DC 17-70mm(17mm) F2.8-4.5(4.0) ISO800
三脚で固定撮影 KikuchiMagickで比較明処理

人が寝ているように見える山々。寝仏の愛称で親しまれています。顔の部分が「和久羅山(わくらやま)262m」、胸の部分が「嵩山(だけさん)330m」です。八束町二子の海岸道路にて

 冬の星座が西に傾き、星空にも春の季節を感じます。八束町・大根島(だいこんしま)から松江市街の光芒の中に沈むオリオン座の姿です。約4分の時間の間に、星はこんなに動いていきます。

安部(八束)

2011年3月13日(日)
夕空の水星と木星(2)
2011.3.13 1855JST
70mm F4.5 6sec
上の明るい星が「木星」、
中央右の暗いほうが
「水星」です。

2011.3.13 1902JST
17mm F2.8 10sec
中央上におひつじ座α
ハマル・βシェラタン、
右上にアンドロメダ座β
ミラクが見えます。

Canon KissD-X ISO400 SIGMA DC 17-70mm F2.8-4.5

 今日は春霞の一日でしたが、夕方になると澄んだ青空が広がりました。 自宅近くの海岸に出かけ、撮影を試みました。
 この一週間あまりの間、だんだんと水星は高くなり見やすくなります。すぐ近くに木星があり、木星を目印にすると見つけやすいでしょう。

安部(八束)


2011年3月13日(日)
夕空の水星と木星(1)


2011.3.13 18:47
Pentax *istD f135mm F4(2.8)
ISO400 1S 固定撮影
水星は山の木立に隠れる直前です。
電線も一緒に写っています。

 夕空で水星と木星が接近中です。今夕は7×50mmの双眼鏡の視野に仲良く並んで見えました。木星(-2.1等)の右下が水星(-1.1等)です。
 水星は間もなく16日には木星より高くなり、今月23日に東方最大離角を迎えます。

金津(石橋)

2011年3月5日(土)
ふたご座の散開星団M35



2011.03.05 2121JST-(120sec)
Canon KissD-X(IR改造)
OM-SYSTEM ZUIKO AUTO-T 100mm F2(2.8) ISO800
中央の明るい星がふたご座η(エータ)3.3等、中央左の明るい星がμ(ミュー)2.9等、中央やや右上の星の集まりがM35、中央やや左下の赤い星雲がモンキー星雲(逆さにしてみるとお猿の顔に見えますよ)

 双子の兄弟カストルとポルックス。
 そのカストルの足元に輝く散開星団を撮影してみました。周りには赤い散光星雲も見えています。
 今回はピント出しの調整を兼ねて撮影してみました。このカメラにはライブビュー機能がありませんので、ものさしを縮小コピーした目盛りをレンズの周りに貼り、目盛りを少しずつ動かして試写を繰り返すことでピントを追い込みました。
 このレンズ、明るい星には少し青ハロが出ますが、ピントも鋭く、芯のある星像がきれいです。

安部(八束)


2011年2月11日(金)
平成22年度夏期
全国星空継続観察の結果




 昨年の夏に山佐ダム広場で行った「全国星空継続観察」の実施結果報告書が島根県環境政策課から送られてきました。
 島根県・鳥取県でもいろいろなところで実施されていることがわかります。

安部(八束)


2011年2月9日(水)
松江の1月の日照時間と積雪の様子



 2月になって少しだけ星が見えるようになりました。でも、雪空から一気に春霞の空模様になってしまい、なかなかきれいな星空に出会えません。
 2/5(土)、霞んだ星空にオリオン座を撮影してみました。(30秒露出.大根島にて)

 この1月は雪も多く、ほとんど星を見ることができませんでした。気象庁ホームページから、松江のこの10年間の1月の日照時間や最深積雪を調べてみました。(2002〜2011年のデータ)

○日照時間 月合計(一日平均)
 最大 2004年 85.3時間(2.75時間)
 次点 2007年 83.9時間(2.71時間)


 最小 2011年 52.4時間(1.69時間)
 次点 2002年 60.2時間(1.94時間)


○最深積雪
 最大 2011年 56cm
 次点 2004年 22cm


 最小 2007年 なし
 次点 2005年  5cm

 今年の1月はこの10年間で日照時間が最も短く、雪も最も深かったということがわかります。ですから、例年に較べて寒くてしかも星も見えなかったのでしょう。
 ついでに岡山のこの1月の日照時間も調べて見ました。結果は、月合計193.3時間(一日平均6.24時間)で、松江の3倍以上です。
 昨日の新聞では米子道がこの6月から無料になるとのこと。これで岡山方面に行く場合でもほぼ無料(落合JCT-北房JCT間の料金=700円程度?)で行けるようになります。
 松江が雪模様なら岡山では確実に晴れるので、岡山に出かけて星を見るのもいいかもしれませんね。

安部(八束)


2011年1月28日(金)
羽田空港のプラネタリュウム

 山陰は雪ばっかり(>_<)ゞ

 そこで、私も雪の無い東京の話題を少し・・・先日の土日で東京に行って来ました。

 羽田に着いた後、時間があったので話題の国際線ターミナルを見物してきました。

 天文雑誌やテレビなどでも紹介され、ご存じの方も多いと思いますが、ここにはプラネタリュウムがあります。

 機械は五藤光学の「PANDORA(パンドラ)」という機種で直径50センチほどの球形です。

 ドームはそれほど大きいものではありません。(テルサの方が立派です)

 9時から13時までがドーム内のテーブルで軽食、飲み物が楽しめる「スターリーカフェタイム」14時から17時までが本来のプラネタリュウム番組を上映する「スターリープラネタリュウムタイム」、18時から23時までが食事やお酒を楽しめる「スターリーバータイム」となっています。

 やたら飲食とのコラボが多いのは、プラネタリュウムがプロント羽田空港国際ターミナル店(スタバみたいなお店)と一体化しているからです。 午前中だったので私もジュースを飲みながら、ドームに映し出される世界の風景や、星を楽しみました。

 普通のイスとテーブルだったので、少々首が疲れましたが・・・肝心の午後のプラネ番組ですが、上映時間わずか15分の6回上映、11時からのチケット発売はあっという間に売り切れてました。

 コンセプトとしてはフライト待ち、乗り換え待ちの時間で楽しめるとのねらいでしょうか、しかし土曜日で、話題性というもあり、ターミナルに遊びに来た人が見に来ているとう印象です。従って、プラネタリュウム自体を楽しもうとすれば、ちょっと期待はずれかもしれません。プラネタリュウムを備えた軽食喫茶と考えたほうがいいでしょう。

 渋谷の新しいプラネタリュウムこそ本当に行きたかったのですが、家族サービス優先で断念しました。ここはまたの機会にします。

佐藤(西川津)

2011年1月23日(日)
「はやぶさ(実物大モデル)」に
出会ってきました

実物大の「はやぶさ」はやはり大人気です。
イトカワに行った「ターゲットマーカ」とイトカワに行けなかった「ミネルバ」(とってもかわいい小型ロボット!意外と人気あり)。
.「イカロス」のセイルは大きかった。(展示は全体の1/4)

「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の模型。釣りのルアーのように美しかった。僕らの世代もきっと乗ることができます。

 国立科学博物館(東京・上野)で開催されている「空と宇宙展」に出かけました。
 日本の航空史を中心に最新の宇宙開発の様子が展示されていました。
 空に憧れている僕としては「熱気球イカロス5号」や「鳥人間」なんかの展示もあったらいいなと思った次第です。(同展は2/6(日)まで)

安部(八束)


2011年1月20日(木)
「はやぶさ」が映画に!



リンク先が無くなりました。

 多くの人たちに感動を与えてくれた「はやぶさ」プロジェクトチームの実話が映画化されるとのこと。
 東映の発表によれば、『小惑星探査機はやぶさ‐遙かなる帰還‐(仮題)』は来年公開予定とのこと。楽しみです!

金津(石橋)

2011年1月19日(水)
松江に「はやぶさ」カプセルがやって来る



 2011年1月19日の山陰中央新報に「松江市内での展示は10月上旬に5日間程度、同市学園南1丁目のくにびきメッセで実施。カプセルや搭載した電子機器などを公開する。」の記事が。宇宙航空研究開発機構(JAXA)のホームページではこの情報は見当たりませんが、インターネットで「はやぶさ 選考結果」で検索するとJAXAが広報した内容を転載しているというページが見つかりました。2011年4月からの1年間では40団体で展示が予定されているようですね。
 山陰では松江だけのようです。ぜひ、たくさんの方に見ていただきたいですね。今から秋が楽しみになりました。

安部(八束)

2011年1月4日(火)
しぶんぎ座流星群電波観測速報



1月4日5時30分から10分間の流星電波エコーです。
この間に10個近いエコーをキャッチしています。

 今年のしぶんぎ座流星群の極大は1月4日午前と予報されていました。
 月明かりもなく絶好の条件でしたが、あいにくの天気でなかなか見ることができません。
 左上のグラフは、1日0時〜4日21時の流星電波観測結果です。
 1日と3日は大雪のための停電が数回ありました。そのたびにPCが停止し、欠測時間が所々あります。
 グラフ上では、4日午前にHR50を超える極大を迎えたように見えます。

金津(石橋)

2011年1月3日(月)
昨年の
流星電波観測(HRO)結果


 昨年1年間の流星電波観測(HRO)結果です。
 1月のしぶんぎ座流星群と12月のふたご座流星群は目立った活動が見られますが、8月のペルセウス座流星群は、おとなしかったようです。
 間もなく極大を迎える今年のしぶんぎ座流星群は、月明かりがなく、晴れれば絶好の条件です。

金津(石橋)





   
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