天文教室
観望会
美保関隕石
Sun‐in星の集い
新天体発見


コラム 20102009年< 2011年


2010年12月29日(水)
わが家にも「はやぶさ」君がやって来た



 たくさんの感動をくれた小惑星探査機「はやぶさ」君。その「はやぶさ」君がわが家にもやって来ました。
 一つは、潟Aオシマ文化教材社1/32スペースクラフトシリーズNo.SPの特別メッキ版。断熱材(サーマルブランケット)の金色メッキがとてもまぶしいです。
 もう一つは、「はやぶさ君・ぬいぐるみ」。サンプル採集装置も尻尾のようについています。タグにははやぶさ君が最後に撮影した地球の姿がありました。

安部(八束)

2010年11月27日
夜明けの星空がきれい
(少しだけ早起きして...)


中央下のとても明るい星が「金星」。
その右上(中央右下)が
おとめ座α「スピカ(麦の穂)」。
中央やや上の少し明るい星が「土星」。
左上隅の星がおとめ座ε
「ビンデミアトリックス(葡萄つみの乙女)」。
※星たちの名前もなかなか素敵です。


2010.11.27 0446JST-(10sec)
Canon KissD-X
SMC-PENTAX 35mm F2(2.8) ISO800
固定撮影(小さな三脚にカメラを載せてお手軽撮影)

 今朝は下弦前の明るい月がありましたが、寒く澄みきった夜明けの空に明るくきれいな星たちがそろいました。
 望遠鏡でのぞいてみると、「土星」の輪も見やすく、「金星」も三日月のような姿が印象的でした。
 金星が何時頃まで見えるか、調べてみました。日の出が過ぎた7時10分にもよく見えていました。想定していた以上に、空が明るくなってからも見えていました。

安部(八束)

2010年11月18日
しし座流星群
電波観測速報


 今年のしし座流星群は、月明かりがある上に天気もいまひとつで、条件がよくありません。
 左側の画像は、11月1日から今日(18日)19時までの電波観測による流星エコー数のグラフです。予想された極大は今日の6時頃ですが、電波では際立ったピークがないので、あまり活発ではなかったかもしれません。
 右側は、18日2時00分30秒頃から4分以上も続いたエコーです。私の電波観測では今年の最長記録です。これはきっとしし座流星群で、流星痕が残る火球クラスだと思います。実際に見えていたら、どんなにすばらしい光景だったことでしょう!
 今夜は、見えるでしょうか。

金津(石橋)

2010年10月24日
天文マニア養成マニュアル



 今日は朝から雨模様です。星を眺めるのはお休みにして、本を読むことにしました。タイトルに惹かれて、ネットで衝動買いした本です。
 教育現場の先生達によって、太陽や月のことから宇宙や望遠鏡のことまで幅広く、わかりやすく書かれています。
 高校生くらいが最適ターゲットかもしれませんが、大人が読んでも十分過ぎるほど深みがあります。
 赤っぽい星や白い星があるのに、緑色の星が無いのはなぜ?って知ってました?!
 「コラム」や「コーヒーブレイク」に書かれていることもなかなか興味深い内容です。

金津(石橋)


2010年10月19日(火)
2011年天文現象カレンダー
(白河天体観測所&チロ天文台)
をいただきました


 年間、そして毎月の計13枚のカレンダーです。天文教室や星空観察会でたくさんの方に利用していただきたいと思います。
 藤井旭さんからお送りいただきました。ありがとうございました。

安部(八束)


2010年10月17日
今シーズン初のカノープス



2010.10.16 0458JST-(30sec)
Canon KissD-X
SMC-PENTAX 35mm F2(2.8) ISO800
ガイド撮影
新星パトロールが終わって、続いて撮影(観測所付近)

2010.10.17 0453JST-(30sec)
Canon KissD-X
SMC-PENTAX 35mm F2(2.8) ISO800
固定撮影
僕のお気に入りの丘にて(八束町・大根島)

 冬の季節、南の低い空に見ることのできる星です。(ただ、この星、なかなか見ることができないクセモノ)この星が夜明けの空に見えてきました。
 この星が見えはじめると、秋の深まりを感じます。山陰では冬になると雲が多くなり、なかなか見つけることができません。ぜひとも雪が降り出す前に見つけてみましょう。

※これからの季節、南の低空が澄んで晴れていると見つけることができます。月のない夜にどうぞ。見える時間帯、大根島の「お気に入りの丘」はお問い合わせください。

安部(八束)


2010年10月6日
ハートレイ彗星が近づいてきました



彗星は中央で薄緑色の雲のように見えています。カシオペア座からペルセウス座に移動した直後です。


カメラと
赤道儀(タカハシP2Z)

Pentax *istDに
Pentax67用のレンズを装着して撮影しました。
 今夜は秋らしい澄んだ空になりました。
 103P/Hartley(ハートレイ彗星)が少しずつ明るくなっています。地球に最も接近するのは10月20日頃で、距離およそ1800万km
(※)。今夜は、およそ2300万km(※)です。これからどのくらい明るくなるか、楽しみです。
 画像は、一眼デジカメにPentax67用f200mmF4レンズを付けて撮影したものです。中央の薄緑色の雲のように見えるのが彗星です。
 連続して撮影した2枚の画像を合成(コンポジット)し、1辺およそ2度のサイズにトリミングしています。
 機材に夜露が降りるようになりました。秋本番です。


(※)地球と彗星との距離は、ステラナビゲータV8.1(AstroArts)によります。

ハートレイ彗星については国立天文台のHPに解説があります。


金津(石橋)


2010年10月4日
「満天の星を眺める」
エコタウンまつえ2010年10月号



 今年で3年目に入った「たまメン」の行事への参加。8月の城床高原での星空観察会の様子が紹介されています。
 「星」と「環境」。松江星の会の活動はいろいろな視点で広がり、そして多くの方に見ていただいています。
 このミニコミ誌は松江市全戸に配布されています。

安部(八束)

2010年9月19日
夜明け前の星空

〜池谷・関彗星誕生から45年目の日に〜

ペルセウス座付近の銀河
(上のほうに、赤く輝く
カリフォルニア星雲が見えます)


2010.09.19 0408JST-(120sec)
Canon KissD-X(IR改造)
SMC-PENTAX 35mm F2(2.8) ISO800

※サイズは解像度を上げるため、
少しだけ大きくしています(312KB)。
ディスプレイから少し離れて、
頭を上げ下げしてみると、
きれいに見える位置が見つかります。
 1965年9月19日4時15分、高知の関勉氏はうみへび座に8等の新彗星を発見されました。これが20世紀最大の彗星といわれる「池谷-関彗星」の誕生です。
 発見から45年が経った今朝、氏が見た星空を自分なりに思い浮かべながら、夜明け前の星空を望みました。昴(すばる)は天高く輝き、宇宙に僕らを導いているようでした。

安部(八束)

2010年9月11日
木星と天王星


 今、宵の東空に木星と天王星が接近して見えています。左の画像は今夜撮影したものです。水色の円は直径およそ7度で、普通の双眼鏡で見える範囲を示しています。
 天王星は、木星を目印にして、双眼鏡で簡単に見つけることができます。
 木星は-(マイナス)2.9等、その左隣に写っているのが木星の衛星カリストで5.7等です。天王星もカリストと同じ明るさで見えています。
※カリストなどの木星の衛星は、時間とともに位置が大きく変わります。

金津(石橋)

2010年9月11日
月と金星、そして廃船


 9/11(土)の日暮れ、夕陽の写真を撮ろうと思って入江(にゅうこう)の廃船の場所に出かけました。何人かの方が写真を撮っておられました。
 少ししたら、雲間から月と金星が現れました。夕陽と廃船に気を取られて、月と金星が近づいている見えていることをすっかり忘れていました。この廃船も、もまなく撤去されるようです。

安部(八束)

2010年9月10日
はくちょう座の銀河


2010.9.9撮影
 先日、さじのオークションで入手したカメラで120sec ISO800です。
 レンズはいつもの35mmF2をF2.8です。
 フォトショップエレメント2で自動補正したものを少し明るくしてみました。

安部(八束)

2010年9月10日
こと座M57



上が北です。
 R200ss直焦でこと座のM57(環状星雲)を撮ってみました。
 小さくしか撮れないのでこと座の星座線が引けないかM57をずらしてみましたが、あの四辺形の一部が写っているかも分かりません。
 実は、口径200mmの直焦ではでっかく写ると思っていました。当分は直焦で星雲、星団+星座を撮ってみたいのですが、星座線を引くための構図は難しいですね。星が写りすぎです。

家嶋(安来)

2010年8月4日
夏の銀河・こと座


撮影機材は2010年7月22日の
コラムの写真と同じです。
 今日の松江の最高気温は35.7度。今夜はまだ30度くらいの暑さが続いています。
 そんな暑い一日でしたが、今夜は澄み切った星空が広がりました。
 暑くても乾いた南東の風が心地よく、存分に星空を楽しめました。
 左の画像は、新星パトロールの最後にフィルターを付けて撮影しました。今回の露出は60秒です。
 少し構図がわるいですが、適正露出の試験も兼ねて撮影してみました。
 この撮影方法、実際の星空のイメージに近くて気に入っています。

安部(八束)

2010年8月4日
夕空の火星・金星・土星




こちらは普通のデジカメの夜景モードで撮影しました。

 真夏の夕空に火星、金星、火星が集まりました。
 ひときわ明るい金星、赤っぽい火星、くすんだ黄色の土星が、それぞれ個性的な表情で輝いています。
 真夏の太陽が沈んだひと時、夕涼みに楽しめる光景です。
 天文年鑑によれば、現在、火星は1.4等、金星はマイナス4.2等、土星は1.1等の明るさです。


金津(石橋)

2010年7月24日
夏の工作


 暑い日はエアコンの下で読書か工作が良いですね。
で、付録を本から外していたのを思い出し工作してみました。
 皆様ご存知の天ガ8月号の付録です。
 3時間かかりました〜ちょっと腰に来ましたがクローゼットに入れ記念写真。
電球は100円のミニプッシュライトのカバーを外してぴったりです。

家嶋(安来)

2010年7月22日
北天の銀河



2010.07.22 0258JST-(≒90sec)
Canon KissD-X
SMC-PENTAX 35mm F2(2.8) ISO800
Kenko PRO SOFTON-A(W)

星図 Guide8

北天の銀河 作例U

2010.07.24 0350JST-(30sec)
他のデータは上と同じ
 今朝は少し霞んでいましたが、いつものように新星パトロールをしました。
 最後に、ケフェウス座あたりの銀河をフィルターをかけて撮影してみました。
 左上がはくちょう座のデネブ、右下がカシオペア座のβ(カフ)です。
 画像処理はいつものようにDのおまけについていたエレメント2で、軽くレベル調整しただけです。
 宝石箱みたいでなかなかきれいです。
 右下が少し赤いのはうす雲と光害の影響です。


安部(八束)

2010年6月16日
北極星と蛍(安来市下山佐)


Canon KissD-X ISO800 10sec*15枚
SIGMA DC 17-70mm(17mm) F2.8-4.5(4.0)
山ぎわに北斗七星のひしゃくの枡の部分α(ドゥベ)+β(メラク)+γ(フェクダ)+δ(メグレス)と北極星が見えます

安部(八束)



CanonKissF ISO800 10sec*24枚
TAMRON AF17-50(17mm)F2.8−32(4.0)
安部さんの前を横切った蛍が大きく写っていました。


これは別の日、別の場所で。
蛍だらけで圧巻でした。

家嶋(安来)


 今夜は家嶋さんと二人で蛍を楽しんできました。数はあまり飛んでいなかったのですが、その場の雰囲気をカメラに残すことができました。
 場所はいつも出かける山佐ダム広場(最近は
「やまびこ星降る広場」と呼んでいます)の少し川下のほうを八雲のほうに入ったところです。北側には松江の光害をさえぎってくれる天狗山があり、ここは北極星がやっと見える場所でした。

安部(八束)

2010年5月19日
ホームページが読めない!?



Firefoxでの閲覧画面
 先日、松江星の会のホームページが読みづらいと、画面のコピーを添えた(左)親切なお便りをいただきました。
 インターネットブラウザのFirefoxで見ると、一部のページで文字が白く表示され、背景色に埋もれて読みづらいことがわかりました。私が普段使っているIEでは見られない現象です。
 ホームページを記述するHTMLにはCSS(スタイルシート)というページの見栄えを設定する機能があります。CSSを使うと、ページ毎に色やフォント種類等を設定しなくても、ホームページ全体のデザインを統一することができます。今回の問題はどうやらブラウザによってその解釈が違うことが原因のようです。
 とりあえず、おかしくなっている部分の文字の色を設定し直して、そこだけCSSを参照しないようにしたら、Firefoxでも普通に見えるようになりました。
 今回は対症療法で根本的な解決になっていません。他のブラウザではどう見えているでしょう?

 作ったページがブラウザによって見え方が異なるというのは困ったことです。
 今後もお気づきの点は、是非ご連絡下さい。

金津(石橋)

2010年5月16日
比較明の作例


17mm F4.0
ISO1600
15sec*32
 先日5月8日の山佐ダムでの比較明写真です。
15sec*32枚=8分というのは、星が角度で2度移動したことになります。(本当は切れ間の部分も加えなければなりませんが。)
星座の形や星が動いていく様子を表すのに、この角度は適当と思っています。
 作品を整理するときに、この角度を統一しておくとまとまった作品になります。
 今回は20secと15secの2種類の露出で撮影して見ましたが、短い露出のほうが星の切れ間が目立ちませんでした。もっと短いほうが自然に仕上がりそうです。
 みなさんもぜひこの画像から星座を追いかけてみてください。
 山佐ダムではオメガ星団がぎりぎりという条件のようです。

安部(八束)

2010年5月15日
明け方の銀河U



たて座
 今朝の銀河の様子です。撮影条件は昨日の朝と同じです。
 左上の星はわし座のアルタイルで、このあたりはたて座になります。

安部(八束)

2010年5月14日
明け方の銀河



いて座・さそり座
 今朝は、今期一番の星空でした。
左の画像はいつものカメラで35mm F2.8 ISO800 120秒露出のものです。
 夏の大三角もずいぶん高く、銀河の中心が明け方前に南中するようになってきました。
 光害を避けて夏の星座を撮影するチャンスです。

安部(八束)

2010年5月13日
比較明のおおぐま座



ISO800、F4、20S、26枚の比較明コンポジット
 雲がきれないので一眠り。キャンプ用ベッド最高です。
 寒くて目が覚めました。すっきりしたところで安部先生に習ったコンポジットの学習です。
 安来観望所内からおおぐま座です。
 景色がなく雰囲気がありませんが、なんとか絵にはなったかな。

家嶋(安来)


2010年5月8日
ケレス(セレス)の動き



2010.4.24 27h48m
2010.5.7 27h08m
2枚のアニメーション
PENTAX *istD f50mm
ISO400 30s トリミング
クリックすると広範囲の画像になります
 先日4月25日未明から本日(5月8日)未明への準惑星ケレス(セレス)の動きです。今、いて座にあって、13日間で左の写真の上方から下方へ角度にしておよそ40分、動いています。
 このように日時の異なる画像をブリンク表示させると、移動する天体(惑星、彗星等)、明るさが変化する天体(変光星)、突然現われる天体(新星等)などを見つけることができます。
 ケレス(セレス)は、来月中旬にへびつかい座で衝(7.2等)になります。

金津(石橋)

2010年5月1日
宵の明星とISS


2010.5.1 19h45m
PENTAX *istD f20mm F4(2.8) ISO400 30s
ISSは写真中央付近の左下から右上に
飛行しています。
 薄明りが残る夕空に、ISS(国際宇宙ステーション)が見えました。
 ISSの飛跡の下の方には宵の明星が、上にはぎょしゃ座が見えています。
 濃紺の空にISSの黄金色が映えて美しい光景でした。
 → ISSの予報ページ(松江)

金津(石橋)


2010年4月29日
ようやくISSを見ることができました


2010.4.29 20h30m
PENTAX *istD f20mm F4.8(2.8) ISO200 100s
ISSの飛跡は左(西)から右(北北東)へ
向かっています。中央はぎょしゃ座です。
左上はデジカメの熱ノイズのため
赤くなっています。
 今宵、ISSはJAXAホームページの予報時刻通りに西空に現われ、ぎょしゃ座を横切って北北東に向かって行きました。
 明るく、ゆっくりした動きなので数分間眺めることができました。
 次回のチャンスには、望遠鏡で追いかけてISSの姿を見てみたいものですが、高倍率で追尾するのは至難の業かもしれません。

金津(石橋)

2010年4月25日
ケレス(セレス)とパラス


2010.4.24 27h48m
ケレス(セレス)
いて座で8.2等。中央がケレス(セレス)。左はM22(球状星団)、右はM8(干潟星雲)。

2010.4.24 27h54m
パラス
かんむり座下のへび座で8.6等
PENTAX *istD f50mm F2.4 ISO400 30s
いずれもトリミングしています。
 準惑星ケレス(セレス)がいて座に、小惑星パラスがかんむり座のすぐ下のへび座に見えています。
 左の2枚の写真は、今日の明け方、松江市内で撮影したものです。
 ケレス(セレス)はギリシャ・ローマ神話の女神の名前から命名されました。直径はおよそ1000kmで、地球の月の3分の1より少し小さい位ですが、2006年の国際天文学連合総会で「小惑星」から「準惑星」となりました。
 パラスは神話に登場するトリトーンの娘の名前から命名されました。大きさはケレス(セレス)の半分位ですが、2006年から太陽系最大の「小惑星」になりました。

金津(石橋)

2010年4月17日
三日月、すばる、宵の明星


2010.4.17 19h30m
PENTAX *istD
f50mm F2.4 ISO400 0.7s
固定撮影
月のすぐ右下の「すばる」は、ブラウザで
表示サイズを大きくしてみて下さい。

 夕方、三日月のすぐ右下に「すばる」(プレアデス星団)、その下方に宵の明星(金星)が輝いていました。
 宵の明星の右下に位置する水星は、残念ながら山影に隠れています。
 だんだんと昼間が長くなってきました。今日の松江の日の入りは18:42、薄明終了は20:12で、左の写真は薄明の中、黄昏(たそがれ)時です。

金津(石橋)

2010年4月10日
藤井旭さんからサインをいただきました


 今年の2月、あの天体写真家で「星になったチロ」などのたくさんの本を書いておられる藤井旭さんが来松されました。
 来松を記念して松江星の会あてに色紙にサインをいただきました。(おまけに僕のチロ・アルバムにもいただきました)
 今回は西日本の隕石の取材だそうで、近々天文ガイドに載るようです。
 なお、その後、藤井さんから「隕石の見かた・調べかたがわかる本」が送られてきました。68ページの美保関隕石の記事では、金津さん・佐藤さん・池口さん・そして僕の姿がみえます。いっしょに丁寧なお手紙もいただきました。宝物として大事にします。
 ありがとうございました。

安部(八束)


2010年4月10日
勝間光学「GLORY」 6*30 BCF
が届きました



 手軽に星を見ることができる双眼鏡がほしいなと思っていたのですが、勝間光学さんにセンターフォーカス式(CF式)の双眼鏡をお願いして作っていただきました。
 窒素が封入されて、完全防水・防塵仕様で5年間保証です。ボディの色は夜間に使うことが多いので、黒ではなく緑のものにしました。熟練の手作りの味がします。
 CF式にしたこともあり、星見だけでなく、いろんな場面で活躍してくれそうです。

安部(八束)


2010年4月10日
天文ガイド2010年4月号で
会誌「星月夜」が紹介されました



 「同好会誌紹介」のページがあると思ったら、ありません。あれっ、と思いながら、少しページをめくったらありました。
 160ページの「PICK UP!」にです。天文ガイドのモデル嬢様に25年前に発刊した「星月夜」といっしょにピックアップされていました。
 天文ガイドのみなさん、ありがとうございました。とても良い記念になりました。

安部(八束)

2010年4月4日
金星と水星が夕空で接近


2010.4.4 19h16m
PENTAX *istD
f135mm F2.8 1/2s ISO400 固定撮影
自宅から見える西の山際に沈むところ。
左が金星、右が水星です
両星の見かけの距離は
およそ3度(満月6個分)です。

 夕空で、金星と水星が並んで見えています。
 水星は太陽に近いので、なかなか見ることができません。ガリレオが生涯見ることができなかったといわれるほどです。
 水星は、間もなく4月9日に太陽から最も離れるので、観望のチャンスです。金星と並んで見えているので、すぐにわかります。
 ところで、今年5月には、日本の探査機「あかつき」が金星に旅立つそうです。

金津(石橋)

2010年3月14日
はくちょう座に現れた再帰新星



2010.3.13 28h08m
PENTAX *istD f50mm ISO400 30s
トリミングしています。
矢印の先の小さなオレンジ色の星です。
この天体には、はくちょう座V407という
名前が付いています。
 明け方の空はもう夏の星座で賑わい始めています。3月11日未明、はくちょう座に珍しい天体が発見されました。
 数名の日本の捜索者によって、過去10等より暗かった星が、6〜7等にまで急激に明るくなったところを捉えられました。
 この星は、1936年に増光が確認されており、同じ星が再び輝く「再帰(反復)新星」のようです。
 3月14日の明け方、自宅で光害の中、この星を撮影しました。およそ8.6等で写っており、急速に暗くなり始めたようです。

金津(石橋)

2010年2月28日
「組立天体望遠鏡」で月を写してみました


 2月28日(日)午後8時31分
 口径40ミリ焦点距離273ミリ
 接眼レンズ18.2ミリ(15倍)
 57ミリF5.7のレンズで
シャッター速度1/125にてコリメート撮影
 この前の例会で皆さんにお見せした「組立天体望遠鏡」で月を写してみました。実際の眼視では、数段よく見えてます。色収差も目立たず、低倍率望遠鏡として十分な性能だと思います。

佐藤(西川津)

2010年2月24日
ISSは予報どおり見えました

2010.02.24 0547JST-(15sec*8)
 後半の6枚にISSが写っています。
Canon KissD-X
SIGMA DC 17-70mm(17mm) F2.8-4.5(4.0) ISO800
三脚で固定撮影
KikuchiMagickで比較明処理
八束のお気に入りの丘にて

 ISSは予報どおりの時刻に北西の空に現れました。
 金星くらいの明るさで天頂付近を通過し、朝焼けの大山のほうに消えていきました。
 今朝は5時には濃い霧が出ていました。新星パトロールはあきらめて、少しだけ標高の高い(高いといっても30mくらいですが)お気に入りの丘に向かいました。予想どおり霧は少なく、星もたくさん出ていました。

安部(八束)

2010年2月22日
夜明けは夏の星空



2010.02.23 0538JST-(20sec*12)
Canon KissD-X
SMC-PENTAX 35mm F2(2.8) ISO800
固定撮影 KikuchiMagickで比較明処理
観測所の近くにて昇るサソリ座です。
地面を入れたので、
さそりの爪が少し隠れてしまいました。
新星パトロールのあとで撮影。
ちょうど霧が出始めました。

 今日は17度を越える春の陽気になりました。
 今朝は明け方の夏の天の川に期待して、少し早起きしました。天頂にはかんむり座やヘラクレス座が輝き、西の空にはしし座も転げ落ちるような構えで輝いています。
 東の空でははくちょう座からたて座あたりまで、新星パトロールできました。
 そういえば、撮影の準備をしていたら、はくちょう座の下をISSが通過していきました。
 天文薄明の始まりは05時20分頃の予報でしたが、5時半過ぎ頃までは街明かりも少ない暗い星空です。


 2010年2月23日今日の松江の暦を調べてみました。
 「日の出 06時46分」「日の入り 17時57分」
ちなみにこの時刻と同じになる昨年秋の月日は次のとおりです。
 「日の入り 9月28日17時57分」「日の出 11月18日06時46分」
 日の入りの時刻の変化は季節の変化より一足早く、日の出の時刻の変化は季節の変化より一足遅いようです。
 今週末までは明け方の空には月がありません。少し早起きすれば、夏を先取りした星空を楽しめます。

安部(八束)

2010年2月21日
カノープス

2010.02.21 2021JST-(20sec*24)
Canon KissD-X
SMC-PENTAX 35mm F2(2.8) ISO400
固定撮影 KikuchiMagickで比較明処理
 少し霞んだ、雲ひとつない青空が広がりました。
 いつものようにカシオペア座からとも座にかけての新星パトロール。
 合間にお気に入りの丘に出かけ、カノープスを撮影しました。
 20時過ぎにはオリオン座も少し西に傾き、星空も春の姿です。

安部(八束)

2010年2月20日
米子児童文化センター観測会



 夕暮れの「白い月」を米子の子供たちと観望。大変賑やかな観望会でしたね。
 圧巻は米子星の会、児童文化センターの職員さんたちとの火星観望でした。初めて望遠鏡から極冠を見せていただき感動しました。3月の観望会が楽しみです。

家嶋(安来)

2010年2月15日
オリオン座


 今夜は星空が広がりました。火星とふたご座がきれいです。おまけにオリオン座を撮影してみました。
 いつもの新星パトロールの仕様+プロソフトンAです。フィルターをかけたので、星座の形が良くわかると思います。
 下のほうに雲があって、反射した光で少しかぶりました。
 雲のない澄み切った空で撮影したいものです。

安部(八束)

2010年2月15日
ガリレオさんの望遠鏡


 ガリレオさんの望遠鏡を紹介します。
鏡筒の巻き紙にシワが出てきたのでサランラップの芯を代用。中はつや消しの画用紙を巻き、外側の塗料はウキ作りに使用している漆と金粉です。
 藤井旭さんの色紙を観望所に飾りました。

家嶋(安来)

2010年2月14日
新機材

 この望遠鏡で、どこまで見えるでしょうか。

 口径:40ミリ
 焦点距離:273ミリ
 接眼レンズ:K18.2ミリ(15倍)


 この望遠鏡は星の手帖社から書籍扱いで発売(刊行?)されました。
 組み立て式で、素人でも簡単に組立てられます。
 世界天文年2009日本委員会公認の望遠鏡として、各地で天文教室の教材として活用されましたが、スペック以上によく見えるため今でも大人気です。シンプルでもちゃんと作った望遠鏡は、ちゃんと見えるというお手本です。
 ちなみに、値段は三脚は別で1,580円です。

佐藤(西川津)

2010年2月13日
火星とプレセペ星団が接近中です



2010.2.13 24h12m
f20mm F2.8開放
露出1m

2010.2.13 24h28m
f85mm F2.8(F1.4)
露出1m トリミング

カメラ Vixen VX−1
フィルム Fuji SUPERIA X-TRA400
 火星とかに座のプレセペ星団が接近して見えています。久々にフィルムで撮影しました。
 左のf20mmの写真は絞り開放で撮影したので周辺減光が目立ちますが、中央のかに座をはさんで、西はふたご座、こいぬ座、東はしし座と、冬から春の星座が並んでいます。
 右のf85mmの写真は、火星とかに座のアップです。
 かに座の散開星団プレセペは、肉眼ではぼんやりとした光芒にみえます。

 赤っぽく輝く火星を詠んだ句があります。

  
火星なほ燃えて春天明けゐたり
                山口誓子

金津(石橋)


2010年2月7日
カノープス(南極老人星)が見えています



2010.02.07 2107JST-(15sec*13)
Canon KissD-X
SMC-PENTAX 35mm F2(2.8) ISO800
三脚で固定撮影
KikuchiMagickで比較明処理


 りゅうこつ座α星のカノープスは全天で2番目に明るい星(-0.7等星)です。でもとても低い位置にあり、しかも見える時間が短いため、なかなか見ることができません。
 そのことから中国ではこの星を見ると長生きできるそうで、「南極老人星」と呼ばれています。このカノープス、松江市八束町(大根島)で見ることができました。

2月7日(日)
 日中は素晴らしい青空が広がったのですが、20時頃には北のほうから薄雲が広がってしまいました。
 それでも中国山地の向こうはまだ晴れていて、雲間からかろうじてカノープスのかすかな光をとらえることができました。(雲でカノープス以外の星は見えていません。)

安部(八束)

2010年2月7日
2/7(日)早朝、国際宇宙ステーション(ISS)が見えました



2010.02.07 05h27m00sJST-(10sec)
Canon KissD-X
SIGMA DC 17-70mm(17mm)
F2.8-4.5(4.0) ISO800
三脚で固定撮影
10秒間の露出です。ISSが移動していることがわかります。
 野口聡一さんを乗せている国際宇宙ステーション(ISS)。2月7日(日)の早朝、松江の上空でも雲間から一等星のように明るく輝いたISSが見えました。
 とても明るく輝いていますので、これからも街中でも簡単に見つけることができます。
 今後の予報(いつ、どの方角に見えるかという情報)は次のホームページで知ることができます。
http://kibo.tksc.jaxa.jp/

 松江市八束町(大根島)から境港方向(北東方向)を撮影しました。灯りは江島大橋と江島工業団地です。(身近な場所で、きれいな星空を見たいものです。
)

◇     ◇     ◇


 国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空を1周約90分というスピードで地球の周りを回っています。400kmの距離は松江から富山・熊本あたりの距離に当たります。
 ちなみに気象衛星ひまわりはISSの90倍も離れている赤道上約3万6000kmの静止軌道上を、地球の自転と同じ角速度でまわっています。そう思うと、いかに国際宇宙ステーションが地上すれすれに飛んでいることがわかります。


安部(八束)

2010年1月24日
八束町からのカノープス



2010.01.24 2213JST-(30sec*8)
Canon KissD-X
SIGMA DC 17-70mm(17mm) F2.8-4.5(4.0) ISO800
三脚で固定撮影
KikuchiMagickで比較明処理(とっても簡単にコンポジットできます)
 今夜の南の空の様子です。右が星上山、左が京羅木山です。
 カノープスは京羅木山の左隣の最も低い星です。

安部(八束)

2010年1月18日
私も見ました


 宇部市は3日連続で夕焼け空の良い天気になってます。職場では戸外の水道が放射冷却で凍結していました。
 今夕の月と木星は私も見ました。帰宅途中に車を止めて携帯で撮影しています。
 夕焼け空の月と木星はなかなか良い眺めでした。

中村(宇部)

2010年1月18日
宵の空に月と木星が接近



2010.01.18 1834JST-(6sec)
Canon KissD-X SIGMA DC 17-70mm(25mm) F2.8-4.5(4.0) ISO400
左下には、中海大橋が見えます。

1827JST (44mm) 他のデータは同じ
こうした星景写真はデジカメで手軽に写すことができます。
 月齢2.8の月と木星が近づいた様子がとてもきれいでした。松江市八束町入江(にゅうこう)地区の海岸から、その様子を眺めました。
 春からは宵の明星(金星)を見つけることができます。

安部(八束)


2010年1月6日
しぶんぎ座流星群の電波観測結果です
(右側のグラフです)


2009年12月
ふたご座流星群のほか、こぐま座流星群と思われる山が見えます。
 

2010年1月1日〜6日
5日の夜は電波状態が悪く、流星を捕らえることができませんでした。

 年明け早々の「しぶんぎ座流星群」は、8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群とともにたくさんの流星が見られることで知られています。
 今年、松江ではあいにくの天気でその姿を見ることはできませんでしたが、電波観測では1月4日の未明に1時間あたり40個位の流星を捕らえました(右側のグラフです)。
 左側のグラフは、ふたご座流星群など昨年12月の観測結果です。

金津(石橋)





   
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