しし座流星群2009
見ました!
昨夜は21時頃に帰宅しました。松江は小雨が降っていました。
ただ、気象衛星画像の雲の動きや冬型の山陰の天気からすると、明け方に少しだけ晴れる可能性があると感じていました。
事実、小雨の中、カペラが見えていました。
4時に起きた時は雨でした。
雨音を聞きながらそのまま寝て、5時半頃に目が覚めたら、たくさんの星が出ていました。
雲量3-6くらいで、北から次々と雲が流れてきました。
自宅の軒先で、立ったままで星空を眺めました。
薄明の進む中、15分ほどの間でしたが、4つのしし座流星群の流星を見ました。
次々と飛ぶという印象はありませんでしたが、期待していた流星群が見れて満足です。
今6時20分ですが、部屋から見える南の空には雲が一つもなく、夜明けがとてもきれいです。
次はふたご座流星群を楽しみにしています。
2009年11月18日 安部(八束)
流星の電波観測です
流星は電波でも観測することができます。アマチュア無線の50MHz、144MHzの周波数帯を使う方法で、HRO(Ham Radio Observation)といいます。これらの周波数の電波は、まっすぐ飛ぶ性質があって、丸い地球上では遠く離れると届きません。
ところが、空にアンテナを向けていると、流星が流れた瞬間、遠いところからの電波を受信することができます。例えば、FMラジオに感度の良いアンテナをつないで空に向けると、普段山陰では受信できない北海道のFM放送とかが流星が流れた瞬間に聴こえたりします。流星の飛跡がわずかの間、電波を反射する鏡になるからです。
流星観測専用の電波を送信しているところが全国に数箇所あって、その電波を流星が流れたときに受信すると、受信機につないだスピーカーから「ピーン」という高い音が聴こえます。
流星の数は、パソコン用の専用ソフトを使ってカウントします。流星による反射電波を受信した時には、画面にエコー(電波の痕跡)が現れ、それを時間毎に集計します(下の画像)。
電波による観測なので悪天候でも昼間でも観測できます。エコーだけでは流れた方向がわからないので「群」か「散在」かの区別はつきませんが、流星群の極大付近を含む長めの期間に連続して観測すると、数の推移から流星群の活動の様子を調べることができます。
下に集計結果のグラフを載せました。17日の深夜から18日未明までの肝心のところは機器不調のため欠測になってしまいました。来月のふたご群に期待しましょう。
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このアンテナで、福井県鯖江市の福井高専電波同好会のビーコン波(53.750MHz)を受信します。 |
専用の受信機です。アンテナからのケーブルをつなぎます。 |
受信機からの「音」信号をパソコンの音声入力端子につないで、専用ソフトを起動します。 |
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2009年11月17日
06h40m−06h50m
右側の黄色の長い軌跡 は1分を超えるロングエコーで、流星痕が残る火球クラスと思われます。 |
2009年11月18日
07h20m−07h30m
3個の流星です。 |
2009年11月18日
08h30m−08h40m
明るくなってからの2分にもおよぶロングエコーです。もし見えていたら、きっとすばらしい光景だったことでしょう。 |
2009年11月18日
19h10m-19h20m
ピークを過ぎたかもしれませんが、まだ流星群は活動しているようです。 |
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11月18日前後の流星数の推移です。グラフ表示の無いところは欠測ですが、18日未明にピークのひとつがあることがわかります。緑色の棒グラフがロングエコーで、そのほとんどはしし群のものと思われます。 |
<参考>
これは2004年8月のペルセウス座流星群の記録です。クリックすると8月全体のグラフが表示されます。これをみると流星数の日変化の様子もわかり ます。 |
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2009年11月18日 金津(石橋)
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