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ふたご座流星群を見よう <速報>


★ 〜電波観測の結果です〜
★ 〜みなさんからの報告です〜

★ 〜12/12(土)現在、たくさん流れています〜
★ 〜たくさんの流れ星を見たい方へのアドバイス〜



〜電波観測の結果です〜


12月1日(火)から12月16日(水)までの、流星の電波観測結果です。
グラフの縦軸は1時間あたりの流星数です。横軸は日付(日本時間)で、例えば「2.00」は2日午前0時を表します。
11日(金)夜からエコーが増え始め、14日(月)午前がピークだったようです。

 ※エコーの全部が、ふたご座流星群というわけではありません。また、ノイズ等により流星エコー
  の取得ができなかった時間があります。他の観測者のデータと合わせてみると全体の傾向が
  わかります。



12/14 0:00-0:10

12/14 0:10-0:20

12/14 5:50-6:00

12/14 6:10-6:20
14日午前0時からの2画面です。
10分間に10個位のエコーが見えます。
14日の明け方の2画面です。
電波の強い(明るい)流星が沢山飛んだようです。

金津(石橋)




〜みなさんからの報告です〜


(下から上へ報告順に掲載しています)

2009年12月14日(月)
今夜も素晴らしい星空になりました。
デジカメで流星をねらったのですが、なかなか明るい流星が入ってくれません。
明るい2つの星はふたご座のカストル(上)とポルックス(下)です。
流星は左下に短く写っています。
2009.12.14 22h39m(JST) Canon KissD-X 35mm F2.0(2.8) 30sec ISO1600
松江市大根島の自宅にて。

安部(八束)

2009年12月14日(月)
先ほど22:40〜23:00の間に見ごたえのある明るい群が3個みえました。
一応、カメラを用意しているのですが、向けているところには飛びません。
まだまだ、飛びそうですが、雲が出てきました。
電波の方も、20時過ぎから昨夜に劣らない位の沢山のエコーを捕らえています。

金津(石橋)


2009年12月14日(月)
14日の1時から2時まで松江市街の自宅屋上でふたご座流星群の観測をしました。
雲がほとんど無く、ふたご座が真上にあるのでかなりの数が見えました。
おおいぬ座やオリオン座の下の星の見えにくい部分でも流星が見えたのが印象的でした。

飯塚(母衣)


2009年12月14日(月)
先ほど明るい流れ星を見ましたよ。マイナス5等ぐらいだと思います。2時02分、ふたご座からぎょしゃ座の方向へ、はなから明るく末端で爆発増光しました。カメラ使っていないので撮ってないのが残念です。

中村(宇部)


(追記)
13日25時から雲が少なくなって観望してましたが26時30分、今また曇り空で今夜は終了です。ふたご座は4個です。

中村(宇部)


2009年12月13日(日)
22:10〜22:40 全天の半分〜6割ほど雲に隠されていましたが、ふたご群1個と散在1個が見えました。電波観測では、もっと沢山飛んでいるのですが、眼では明るい流星しか見えません。

金津(石橋)

2009年12月13日(日)
北から雲が出ていましたが、南は山すそまで星が見えていました。米子〜安来では満天の星空だったのでは...。
2200-2300の一時間で20個ほどのふたご群を見ました。暗いのが多かったです。
雲が広がった時、オリオン座を集中して見ていたのですが、オリオン座の中を立て続けに6つ流れたのが印象的でした。カメラも連写していましたが、残念ながら流星は入りませんでした。
そういえば、先日ほどではないのですが、枕木山のほうには光柱も見えていました。

安部(八束




〜12/12(土)現在、たくさん流れています〜

 電波観測を、群活動があまり無い時との比較のために、この間のしし座流星群の時から継続中です。
 昨日から急に増えてます。ふたご座流星群が飛びはじめたのでしょう。
 昨夜は、10分間に4〜6個くらいの感じで頻繁にエコーが見えています。
 ここ数日、晴れ間があればぜひ見てみたいものです。


2009年12月12日
7:20−7:30
5個のエコーです。

金津(石橋)




〜たくさんの流れ星を見たい方へのアドバイス〜

 12月13・14日頃に出現する「ふたご座流星群」は、夏の「ペルセウス座流星群」と並んで、一年のうちでもっとも流れ星が流れる流星群です。

 寒い時期ではありますが、ぜひみなさんにご覧いただきたく、たくさんの流れ星を見るためのポイントをまとめてみました。

1.出現数が安定しています
 年によっての出現数の変化がそれほど大きくありません。晴れれば必ず見えます。

2.見える期間が長い
 12月上旬から少しずつ流れはじめます。今年の極大(最も流れる時期)は12月13日14日頃ですが、その前後でも若干数は少なくなりますが、確実に流れています。まずは、この頃に晴れれば星空を見上げることです。(できるだけ寝転がって見るといいです。)

3.一晩中、流れます
 流星群は「輻射点(放射点)」を中心にして流れます。ふたご座流星群の場合は、2つの明るい星(カストルとポルックス、ふたご座の頭の部分)あたりに輻射点があり、この付近から四方八方に流星が流れるように見えます。
 輻射点は夜7時ごろには昇り、一晩中、輻射点が見えます。つまり、一晩中流れ星を楽しむことができます。

4.今年は新月で邪魔な月がありません
 明るいお月さんは流星観察の大敵です。今年は極大の頃が新月に当たり、条件が最高です。もちろん、街灯がない広い場所で見るようにしてください。

5.冬型の天気になれば、松江で曇っても山陽側は晴れ
 この時期、山陰では冬型の天気でなかなか晴れない日が続きます。でも、こんな天気の日には、逆に山陽側は確実に晴れます。
 例えば、松江から米子自動車道経由で南に1時間半ほど走ると、山陽側の天気に変わります。たくさんの流星をぜひ見てみたい方にはおすすめです。

6.流れ星をデジカメで撮影する
 デジタル一眼レフカメラが普及してきて、手軽に流星写真の撮影にチャレンジできるようになりました。例えばこんな感じです。
 @カメラは開放、感度はISO800-1600以上、露出30秒
 Aリモートコントローラー(いわゆるレリーズ)を付け、三脚に固定。
 B後は、カメラの「シャッターを連写モード」にして、「リモートコントローラー(レリーズ)を長時間露出をする際のようにロックする」と、カメラは電池もしくはメモリーがなくなるまで、30秒露出で連続して撮影を続けます。
 いつどこに流れるかわからない流れ星ですが、フィルムを必要とせず自動で撮影してくれるデジカメは流星撮影には最適です。



明るい流れ星
新星パトロールの画像に明るい流れ星が飛び込んできました。
明るさは0等星、色が緑から黄色に変化しています。中央はぎょしゃ座のβ星、左下はおうし座のα星、下は薄雲。
2009.11.22 05h24m(JST) Canon KissD 35mm F2.8 30sec ISO800
松江市八束町にて

※この画像はデジカメを天体望遠鏡に載せ、星の動きに合わせて撮影しているため、星が点像になっています。普通の三脚に載せての撮影の場合は、星はその動きにより少し線像になります。

安部(八束)




   
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