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2014年 しぶんぎ座流星群



眼視観測

 しぶんぎ群、岡山は残念ながら終始薄雲が広がり、満足な結果が得られませんでしたが、今年は非常に活発な活動が記録されました。
 NMS(日本流星研究会)に送った速報を転載します。


 観測地:岡山県赤磐市竜天天文台 (緯度:34°53' 経度:134°00')

M DATE STA FIN TIME aM QUA Lm CL View Obs.
1 3/4 2:00 3:10 70 25 21 4.6 1.2 Z Seishi Akagi
1 4/5 3:10 4:20 70 24 8 6.3 0.2 Z Seishi Akagi
1 4/5 5:05 5:35 30 11 4 6.4 1.0 Z Seishi Akagi

 M:観測月 DATE:観測日 STA:開始時刻  FIN:終了時刻  TIME:観測時間(分) aM:全流星数
  QUA:しぶんぎ群流星数 Lm:最微光星  CL:雲量 View:視野方向(Zは天頂) Obs.:観測者


 極大夜は条件が悪いながら、しぶんぎ群HR=18(21個/70分)なので、天気さえよければ明け方にはHR=100クラスだったのではと思います。
 国内の速報集計では、ZHR=150くらいとなっていますので、平年の1.5倍くらいの活動といったところです。
 しぶんぎ群は、実際に多く見える条件(1.ピーク時間が未明にあたる、2.月齢条件がいい に加えて、3.活動自体が活発)が揃うことが少ないので、実際に見ることができた流星数としては、国内では数10年ぶりの多さとなったものと思います。

 なお、IMO(国際流星機構)のページには、4/5日3:16(JST)にZHR=315というとんでもない値が出ていますが、これは短時間のきわめて精度の悪い観測からの、極端な過補正によるものですね。

赤木(東京)


電波観測

 1月1日から6日までの電波観測(HRO)です。


 ※ 1/6 コラム記事より

金津(石橋)





   
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