天文教室
観望会
美保関隕石
Sun‐in星の集い
新天体発見



活動記録(2024年1月~6月)


2024年4月20日(土) 松江星の会2024年度総会+4月例会

・期日 2024年(令和6年)4月20日(土)20時~21時50分
・場所 白潟公民館
・出席 伊藤・金津・佐藤伸・柳楽・西上・野波・古都・安部・濱田(島大天文部)


1.会長あいさつ
 2023年度は①松江市立天文台の閉台、②島根大学天文部との交流の再開、③コロナ明けで活動再開とさまざまな活動ができた。
 2024年度は会が発足して40周年を迎える。引き続き活発な活動をしていきたい。みなさん、よろしくお願いします。

2.報告
(1)会員の状況
・会員34名、メーリングリスト登録者42名。2023年度は入会が2名、メーリングリスト登録が3名増えた。

(2)2023年度活動報告(その都度ホームページに掲載)
・天文教室は13回874名の参加、観望会(依頼分)は6回369人の参加、街角スターウォッチングは1回190人と多くの方に星空を楽しんでいただいた。
・島根大学天文部からは天文教室や観望会への協力や例会や星の会の観望会への参加があり、交流を深めることができた。
・前年度の運営方法を振り返り、今年度に生かしていくことを確認した。

(3)2023年度会計報告
・観望会(依頼分)での収入が一定額あった。10月には春から続いたイベントの直会を島根大学天文部といっしょに盛大に開催し、その費用の一部を星の会から支出した。

3.議題
(1)2024年度役員選出
・会長 安部裕史(再任) 副会長 伊藤隆之(再任)、佐藤伸二(再任)
 会計 野波恵子(再任)
 事務局 安部裕史(再任) 事務局補佐 柳楽昌宏(再任)

(2)2024年度活動計画
①例会
・毎月開催する。満月ちかくの土曜日の夜、20時からMcDで行う。

②観望会(星の会)
・臨機応変に月に1回くらいどこかで集まる。メーリングリストで誰かが流す。

③天文教室(別紙あり)
・年間計画は決定し、メーリングリストで周知済み。
・10月初旬、紫金山-アトラス彗星が明るくなれば、別途観察会を検討する。

④星空観察会(地域からの依頼による)
・前年度同様に担当・副担当を決めて対応する。

⑤島根大学天文部との交流
・引き続き交流を進める。

⑥街角スターウォッチング
・通常の観望会と違った形での観望会。酔っ払いも含め、多くの方にとても喜んでもらっている。
 定期的に開催する。時期は場所の都合で半月から満月前までの間。金曜日か土曜日。
 会員の負担にならないように工夫する。(調整担当 西上)

⑦学習会
・電視観望を観望会の場で活用する方法を学ぶ会。ベテランの外部講師を予定。
 時期は秋を想定。よなご星の会と調整する。(調整担当 古都・伊藤・西上)

⑧天体写真展
・引き続き、開催場所や運営を検討する。

⑨合宿
・5月大型連休に大山での合宿を計画する。
 久し振りの竜王山行きや大規模な天文施設の見学会の希望があった。

⑩Sun-in星の集いの整理
・他団体との交流や情報交換など、当初の目的は果たしたと考える。したがって、今後は開催しない。
 発起人のよなご星の会、浜田天文同好会にも話す。ちなみに始めた頃はインターネットどころかパソコン通信もない時代であった。


....引き続き4月例会を行い、当面の活動の確認と話題提供を行った。

1.活動計画
・5/3(金).4(土).5(日)のいずれかで計画する。
・5/15(水)5月の天文教室(松江市役所)
・5/17(金)街角スターウォッチング(JR松江駅前広場)
・5/25(土)5月例会

2.話題提供その他
①.島根県地学会会誌第39号の紹介(安部)
・「松江市立天文台」の記事が載っています。
地学会は1984年?に設立され、設立総会の際に初代会長の浜田先生(松江地方気象台)の紹介でハレー彗星のお話した記憶があります。

②.かんむり座Tの増光(金津)
・もうすぐ明るくなるはず。夜中に目が覚めたら、必ずかんむり座を見ています。
・AAVSOのホームページで観測用星図をつくることができます。ぜひ作ってみてください。

③.アメリカでの皆既日食(柳樂)
・日食のお話、どこででもしますよ。

安部(八束)



2024年4月17日(水) 松江市役所~4月の天文教室~

昼間は青空でしたが、夕方になってだんだんと雲が広がってしまいました。おまけに黄砂もすごかったです。
空高くかすんだ月を天体望遠鏡で眺めました。電視観望(電子天体望遠鏡)SeestarS50でもタブレットやスマホで月を導入。子どもたちにもディスプレイを実際に触ってもらい、月面を大きくして見ることもできました。S50で撮影した月面の画像を参加者のスマホに配布できるのもおもしろい試みと思いました。
途中から室内に会場を移し、柳樂さんの日食報告会。すばらしい画像がいっぱいでした。実際に皆既日食を見た者にしか話しできない内容ですね。
今夜の参加者は15組25名。いつものように家族連れの方が多かったです。星の会からは、伊藤さん、佐藤さん、柳樂さん、西上さん、野波さん、古都さん、安部が参加しました。
 (撮影)柳楽

月面(SeestarS50で撮影)
空はぼんやりしていましたが月はよく見えました。
子供たちも楽しそうにタブレット操作していましたね。(古都)
 島根県立地学会会誌第39号「松江市立天文台」
著者の古川さんから別刷をいただきました。会誌は県立図書館で読むことができます。

安部(八束)



2024年4月10日(水) 12P/ポン・ブルックス彗星の観察会

宍道湖夕日スポット(松江市袖師町) 19時~20時10分

「明日は天気が良さそうですね。いっしょに話題の彗星を見ませんか。野波さんから借りた120mm屈折を持って行きます。」こんな調子でみなさんに案内しました。
夕方までは空一面に雲が広がっていましたが、あたりが暗くなる頃には雲はなくなり、宍道湖の嫁ケ島を前景に細い月と木星、その間に彗星が並びました。
低空はもやっているようで、手持ちの双眼鏡では彗星は確認できませんでした。こういう時には野波さんの120mm屈折が出番です。大きなレンズで微かながらも彗星の姿をとらえることができました。やはり彗星の光を自分の眼でとらえるとその印象や感動が残ります。
今夜の参加は星の会からは佐藤さん、西上さん、野波さん、安部。島根大学天文部から3名、そしていつものF嬢でした。
(撮影)佐藤  
(撮影)安部 

安部(八束)



2024年3月27日(水)30日(土) 12P/ポン・ブルックス彗星と水星観察会

3/27(水) 八束千本桜公園(松江市八束町)

うす雲で残念ながら話題の彗星や水星は見えませんでした。
印象に残ったことといえば、ちょうど彗星がいるあたりから突然に現れたスターリンク衛星。10数機が列をなし、オリオンのほうに向かって移動していきました。
今夜はたくさんの参加があり、わいわいがやがやと楽しい夜になりました。参加者は松江星の会・よなご星の会から、池口さん、伊藤さん、佐藤さん、柳樂さん、西上さん、野波さん、古都さん、そして安部。島根大学天文部からも8名の参加がありました。

安部(八束)


★ ★ ★


3/30(土) 古浦海水浴場(松江市鹿島町)

19:00過ぎ、薄明がのこる古浦海岸。光害をさけつつ、みんなとは少し離れた場所に陣取る。
SEESTAR-50引っ張り出して、スマホ接続したら、星図から12Pに視野枠を合わせるて移動。確認画像を撮り出すも、雲越しではなかなか厳しい。同期した状態でカメラモードから撮影を試みるも、スタック失敗が続く。
6等前後の星が写りだすも、彗星らしき画像はカスリもせず><
コリャ筒先ズレていると判断し、もう一度星図からやり直し。星図上では、確認失敗が出るが、撮影モードで開始すると、ウッスラ彗星状のボンヤリした像が浮かび上がる。そのまま1分あまりスタックすると、尾がはっきり出てきた^^これでポーズは避けられた、と一安心。
核と尾の位置が少し右上に寄っていたので、一旦撮影中止し、画面を少し移動させて、撮影再開…ロストしてるしTT
見ると筒先は雲を指していました(涙)
その後2度と12Pを拝むことは叶いませんでした。
唯一GETした画像をみんなに観てもらうと、僅かですが、イオンテールらしき像も撮れており、やったね^_^
少ないチャンスでしたが、それもSEESTARでなければモノに出来なかったかも。
それでも、もう少し操作に慣れなければ、と反省も半ばの観望会になりました。

西上(奥谷)



今回はセットアップに時間がかかりすぎ、彗星の近くにいるハマルが黒雲の中に隠れてしまいました。 手動導入ではお手上げです。
やはりこんな時は自動導入は強い、西上さんの彗星の写真はすばらしい出来でした。

伊藤(内中原)



ポンブルックス彗星が見えていたのは僅かな時間でしたが、ハマルの近くにいたので、すぐ見つけることができました。
港に停泊中の漁船の強烈な光やトイレの明かりも撮影途中で運良く消えてくれたので、風もない快適な中で星空仲間と楽しい時間を過ごせました。
安部さんの12センチ望遠鏡で彗星が見れなかったのが残念でした。右上はハマル、真ん中はポンブルックス彗星。尾がはっきり写らなくて残念。

柳樂(内中原)



集合の時は雲が多かったのですが、到着した時は星がいっぱい見えていました。
肝心の彗星は低空、すぐ右下のほうには厚い黒雲があります。急いで野波さんからお借りした120mm屈折を彗星に向けました。いつもの双眼鏡で見る像とは違って大きくぼっと丸く広がった像を捕らえることができました。
今回はすぐに曇ってしまいみなさんにいていただくことができなかったのですが、次回はぜひにと思っています。
今回の参加は、伊藤さん、柳樂さん、西上さん、野波さん、安部でした。

安部(八束)




2024年3月21日(木) 松江市役所~3月の天文教室~

残念ながら、天候にめぐまれず会場での話だけになってしまいましたが9名の熱心なかたがたがこられ聞いていただけたことは幸いでした。
30分で話せるか、ややあせりましたがどうにか収めることができました。

松江星の会からは,、柳楽さん、佐藤さん、野波さん、西上さん、伊藤、(安部さんは急用で退席)の5名でした。皆さんご苦労さまでした。

伊藤(内中原)



残念ながら天気に恵まれず、外での望遠鏡を使っての観察会は中止。
星の会伊藤さんによる「各季節のメシエ天体の紹介」と現在見えている「ポンブルックス彗星&アルテミス計画」の話が約30分ありました。
天気が悪かったのが影響しましたが、9名の参加がありました。
参加者からは自分の星座の季節と実際に見えるその星座には「ずれ」があるがどうしてか?との質問がありました。
次回は4月17日(水)の予定です。

柳楽(内中原)

                                                    


みなさんお疲れ様でした。
伊藤さん、大変お疲れ様でした。天候に恵まれず星が見えない中、星空散歩のお話は星空が見えるようでした。
そして最後は今話題のポン・ブルックス彗星、アルテミス計画とワクワクするようなお話。うんうんとうなずいているお客様が印象的でした。

野波(東本町)



伊藤さん、お疲れさまでした。
メシエ天体のお話はさすが、大変良くまとめられており、勉強になりました。参加された方々の反応もよかったです。

佐藤(浜乃木)



参加できず申し訳ありません。
松江は残念な天気でしたね。
出張先の愛知は夜も良く晴れていました。

古都(米子)


 
    (撮影)柳楽 


2024年3月2日(土) 3月例会

2000-2130 マクドナルド松江店
・伊藤、小泉、坂本、佐藤、西上、野波、古都、安部
 濱田(島根大学天文部)

■報告
(会全体)※詳しくはホームページに掲載しています。
・2/3(土)2月例会
・2/12(月・休)カノープス観察会(八束町波入)
・2/14(水)2月の天文教室
・2/20(火)島根大学附属中学校3年生「地球と宇宙のお話」
(小泉)
・無事に大学を卒業、就職が決まりました。1年間の研修です。
(佐藤)
・ヤフオクで手に入れたジャンクのペンタ400mmF5.6、7群8枚を分解。1群は2枚入り合わせてあり、オーブンで焼いて曇ったコーティングはセリウムで研磨。再度組み立ててテスト撮影。全分解で自信が付きました。
(野波)
・いつものようにベランダ。2/24の満月はスノームーン。天気はわるかったけど見えました。新しい望遠鏡、いろいろな部品もそろいました。お披露目会をしたいです。
(伊藤)
・電視観望で散開星団M46を撮影。中にある惑星状星雲NGC2438が写りました。プログに挙げてます。バラ星雲、自宅からですがフィルターを付けたらきれいな赤が出ました。
(西上)
・ニコンのカメラボディとシグマの広角くレンズ、タイムラプスで勝手に露出が変化してしまいました。カメラがアップデートしたら直るかと思っていたら、シグマのレンズが使えなくなってしまいました。
(古都)
・SeeStarで撮影した月面と太陽黒点の様子をブログにアップしています。ブラックホールの再現もようやくアップできました。2/17には岡山の美作に行ってきました。一晩中、晴れていました。
(安部)
・いつものように彗星観測を続けています。
(坂本)
・剣岳の近くの山小屋をやっています。最近、星も再開しました。自作派の残党です。ひたすら眼視です。
(濱田)
・2/12カノープスが見れて良かったです。米子の池口さんからマークX赤道儀をいただきました。

■議題・話題
1.活動計画
①3月の天文教室
  3/21(木)星が見えない場合
   伊藤さんのお話(30分)
   ・メシエ天体と四季の星座、今月の星空(ビクセン・ケンコーのパンフ利用)

②4月からの天文教室
 2月例会の意見をふまえて修正
 追加で10月にC/2023 A3 紫金山・アトラス彗星の観察会を入れるかも

③4月からの星空観察会や例会の進め方
(星空観察会)
 ・今年度の定例観望会はあまりできなかった。天気がわるかったのが大きな理由。
 ・来年度は年間計画を作る。1-2か月に1回程度の開催か。
  夏は観察会の依頼対応で忙しいし、冬は星が見えないのでそんなには計画できないかもしれない。
 ・1週間ほど前に案内して、近くなってから再度案内する。
 ・開催は土曜日か日曜日を前提。
 ・まずは3月末頃の12P/ポン・ブルックス彗星からスタート。場所は要相談。
(例会)
 ・満月近くの土曜日の夜。時間と場所はこれまでどおり。
 ・4/20(土)に総会と例会を開催。場所は総会ということもあり、白潟公民館で調整する。

2.話題提供.その他
①天体望遠鏡のお披露目会(野波)※記 安部
・部品が全部揃ったので、適当な頃にやろうということになりました。
 野波さんが動けるときに案内があります。
 みなさん、ぜひご参加をください。

②電視観望の勉強会(古都)
・3/16(土)さじアストロパークであります。
 ただ、対象は若者や女性のみのようです。

③山小屋での星空(坂本)※記 安部
・坂本さんは35年ぶりの例会参加です。剣岳の近くにある山小屋の様子を聴きました。
 山小屋へは登山道を歩いて6時間。
 年に2-3回、すさまじい星空に出会えるとのこと。ただ、昔見た竜王山の星空のほうが印象が強いそうです。
 山小屋のまわりの様子や山小屋の電気・水・荷物の運搬、そして通信手段などたくさんのお話を聴くことができました。
・これからたまに松江に帰ってくることがあるとのこと。またいろいろなお話を聴けるし、いっしょに星を楽しむこともできそうです。

安部(八束)



2024年2月14日(水) 松江市役所~2月の天文教室~

天気予報では午後から曇りの予報。
しかしながら、天文教室がはじまる直前までは月と木星やオリオン座もきれいに見えていて、これは天気予報がはずれて星が見えるかもと期待した夕空でした。
でも結局は次第に厚い雲が広がり、流れる雲の間に月や木星をどうにか見えるという状況に...残念。

こんな夜空ですので、星が見える場合と見えない場合を両掛けし、直前の打合せで次のように運営することとしました。
・受付は19時50分~20時30分なので、その時間は屋上に天体望遠鏡を用意し、雲の切れ間から月と木星を見てもらう。
・20時20分頃までにはほとんどの参加者が月と木星を見ることができるだろうから、20時20分~21時に星が見えない場合で予定していた星空学習(座学)を行う。
屋上の担当は、伊藤さん、佐藤さん、野波さんの3人。星空学習は柳楽さん、私(安部)の2名が担当しました。

今回の参加者は12組24名。参加者の中には天文宇宙検定3級に合格した小学校2年生の児童がいて、星空学習の途中でみなさんに紹介しました。みんなで拍手です。
お母さんといっしょに合格です。いま2級の勉強をしていて、テキストの難しい漢字にはフリガナを付けながらがんばっているとのこと。ちなみに初めての天文教室は5才の時だそうです。がんばれ!

(氏名も含めて掲載の了解を得ています。)


今回は雨または曇りの予報でしたが、なんとか天気が持ちこたえ木星、月を
見てもらえたのは幸いでした。だめだと思っていたので、木星の衛星が個々に
どれか調べていませんでした。いつもは調べているのにうかつでした。
説明がやや大雑把になってしまいました。
安部さん、柳楽さん発表ごくろうさまでした。いつもながら見事にまとめておられて
感心します。来月はかなりのプレッシャーです。
ビクセンのGP赤道儀はいつも電池切れが心配です。9Vの小型電源(リチウムイオン)
を作ってみました、来月晴れたら持っていきます。

伊藤(内中原)



星みてなんぼ。。天気が下り坂だったので前半が屋上での観望会、後半は勉強会の
選択はよかったと思います。
今回も先月に引き続き「天体現象2024」のお話を担当しました。先月も来られたお客さんが
来られると思って違う話をしました。案の定リピーターが多く、変えて正解でした。また
前回の失敗からポイントをしっかり説明するようスライドを作り直しました。
屋上での活動写真も何とか撮れてよかったです。

柳樂(内中原)



今回は私は星が見えない場合に備えて、星空学習(座学)を担当しました。
選んだテーマの「小型月着陸実証機 SLIM」。正直、このテーマに取り組む前はSLIMにはあまり興味がありませんでした。その理由は、55年前の1969年夏、私が小学校6年生の時に史上初めて人類による月面着陸に成功したアポロ11号の様子をテレビ中継で見た強烈な印象が残っていたからです。
ネットでいろいろと調べていくうちに、これは大変なことをしたんだと気付きました。1月25日に行われた記者会見はYouTubeでじっくり見ました。会見に臨まれた4名の方の気持ちがガンガン伝わってきます。生の言葉はネット記事や本での情報とは全然質が違いますね。
肝心のSLIMですが復活を遂げたのちに太陽の陽の陰に入り、今はお休み中。漆黒の闇を抜け、極寒の地から何としても復活してほしいです。雲間に輝く月を見ながら「がんばれよ」とエールを送っています。

安部(八束)




2024年2月20日(火) 島大付属義務教育学校での授業

1. 日時 2024.2.20 9:00-12:30(1回あたりの授業時間50分×4回)
2. 場所 島大付属義務教育学校後期課程 理科室
3. 授業対象 後期課程3年(中学3年成)30人×4クラス
4. 松江星の会参加者 柳樂 昌宏(講師)、安部 裕史(写真)
5. 授業内容


授業で使用している「新しい科学3」の第4単元「地球と宇宙」の内容に沿って柳樂が撮った写真を入れたパワーポイント「身近な天体観測で宇宙を知ろう」及び「星を見るのはなぜか(暦の歴史)」により授業を行った。
生徒は既にこの単元の授業は受けており、生徒により興味を持ってもらうための補足授業としての位置づけだった。
授業の最後に米子児童文化センターのプラネタリウムの資料を全員に渡した。
本授業は以前エネルギー教育関係で知り合った島大付属義務教育学校の先生からの依頼に基づき柳樂が授業を行うこととなった。なお、星の会例会で松江星の会認定のイベントとして扱ってもらうこととした。
生徒からいくつか質問を受けました。みんなよく勉強していた。

1.理科室に貼ってあった惑星や衛星の資料を作った生徒から

Q いろいろ調べて資料を作ったけど感想はありますか?
A 良く調べられていて感心しました。生物がいるのではと注目されている土星の衛星の
エンケラドスとタイタンも追加したらどうですか。

2.別の生徒から

Q 月が少しずつ地球から離れていっていると聞きました。なぜですか?
A 満潮干潮といった地球と月の潮汐力の影響です。

Q 木星の衛星は太陽から受ける熱量もわずかなのにエウロパやイオなどは活動が活発です。
  なぜですか?
A 極寒の世界ですが、木星の重力がとても大きいため月と同じように潮汐力を受けていて
  衛星自体が伸びちじみして摩擦で衛星内部に熱が発生しているためです。

3.米子出身の生徒から

Q 馬頭星雲の写真を見て感動した。どうやればあんな写真が撮れますか?
A 松江星の会で星雲等を専門で撮っている会員が最新の機材やCPUを駆使して撮っています。
  時々勉強会をやっているので誘いますから参加してください。

Q 星景写真に興味があります。どんなカメラやレンズがいいですか?
A (いろいろ説明)
  いずれもわりと高価のものなので、一度僕が使っているもの(すべて中古)を試しに使ってみて
  気に入ったら購入してください。

(柳樂の名刺を渡すとともに市役所でやっている天文教室にも来てくださいと伝えた。)


柳樂(内中原)



2024年2月12日(月・祝) カノープスの観察会

波入港親水公園(松江市八束町)20時30分~21時30分

久し振りに雲ひとつない星空が広がりました。
なかなか見ることのできないカノープスですが、今回は1時間近くも見ることができました。
動きがかなり早いです。山並みをなぞるように西に移動していきます。
帰りには大塚山公園へ。予定より少し遅れて22時03分に街灯が消えました。

参加者は伊藤さん、佐藤さん、柳楽さん、野波さん、安部の5名。島根大学天文部から4名の参加もありました。

カノープスとシリウス、犬・兎・鳩もいっしょ。にぎやかな記録写真になりました。

安部(八束)



2024年2月3日(土) 2月例会

2000-2120 マクドナルド松江店
・伊藤、佐藤、柳楽、西上、野波、古都、安部


■報告
(会全体)※詳しくはホームページに掲載しています。
・1/6(土)1月例会
・1/12(金)島根大学天文台 状態確認の立会い
・1/16(火)松江市教育委員会生涯学習課 2024年度天文教室打合せ
・1/17(水)1月の天文教室
(伊藤)
・ポン-ブルックス彗星とM29を撮影することができました。
(野波)
・新しい望遠鏡を買いました。惑星を見たいです。
(佐藤)
1/16に赤道儀を家の中に置いて窓からオリオン大星雲を撮影しました。アトムレンズのタクマ―300mmで10秒露出の5枚重ねです。家の中から撮影した理由は寒いからです。
(柳楽)
・2/20に島根大学附属中学校3年生の4クラスそれぞれに宇宙のお話をします。
(古都)
・1/16に撮影に行きました。画素密度が小さなCMOSと短焦点の組み合わせで大きく拡大してみました。
(西上)
・SeeStarでM42とかIC405を撮りました。月と太陽の動画も撮りましたが簡単です。
(安部)
・タカハシの新しい接眼鏡TPL9mmを買いました。FS102(102mm f820)に付けて91倍でリゲルを見ました。伴星があっさりと見えてびっくり。

■議題・話題
1.活動計画
①2月3月の天文教室
  2/14(水)座学担当 柳楽+安部
  3/21(木)座学担当 柳楽+伊藤
②2024(令和6)年度の天文教室
  日程や観察対象を議論
  事務局で整理してメーリングリストで周知する
③その他の活動
 ・2月にカノープスの観察会を計画する
 ・5月連休頃に大山日光天体観測所(池口さん)で集まる

2.話題提供.その他
①ブラックホール「いて座Aスター」画像化の実演(古都)
・提供されているデータやプログラムを駆使して、画像化に成功しました。アマチュアでは他には例がないようです。今度、ブログに掲載します。
 ※注 世界初となったM87のブラックホールの画像化にも古都さん、金津さんが成功されています。
  金津さんのブログ
  http://starsight.la.coocan.jp/index.html

安部(八束)



2024年1月17日(水) 松江市役所~1月の天文教室~

お昼まですばらしい青空が広がっていたのですが、夜はベタ曇りで天文教室が終わる頃には小雨が降り出しました。
星が見えない夜になりましたが、7組14名の熱心な天文ファンの参加がありました。

今回は会議室で星のお話しを柳楽さんと西上さんが担当しました。
聴いていて少しむずかしいかなと思ったのですが、参加者のアンケート結果からは高い評価が並びました。
自由記入では子どもさんの記載でしょうか「言葉がむずかしかったけどよくわかっておもしろかった」という感想が印象的でした。

星の会からは、佐藤さん、柳樂さん、西上さん、野波さん、古都さん、安部が参加しました。
次回以降も魅力的な星のお話を準備していきたいと思います。

安部(八束)



(演題)「2024年の天文みごろ」

月から水星、金星、火星等の順に惑星の位置関係から「合」や「最大離角」等の言葉の説明に時間をかけてしまって、本来の「2024年の天文みごろ」についての説明がおろそかになってしまいました。
言葉や星の見え方の説明は付け足しなので時間が余ればやればよかったと反省しています。
久しぶりに話す機会をいただき、話すポイントを考えさせられる反省だらけの発表でした。

柳樂(内中原)



(演題)「冬至と日の出日の入り―なぜズレる?日の出日の入り時間―」

今回は、少し難しい内容かな?とも思いましたが、身近なお日様の話しであれば、掴みはできるかな、と。以下、感想を羅列します。
・松江での初めてのお話しで、テーマには悩んだ。
・以前から気になったアナレンマと日の出、日の入りの時間変化について、掘り下げてみてた。
・以前に作った月に関するパワーポイントもあり、ダメならそっちで、といった予備もあったのでチャレンジできた。
・視覚的な理解がしやすいように、心がけたが、もうちょっと時間があれば工夫できたかも。
・パワポにアニメーションを組み込むこともトライしたが、Web上にある分かり易いGIFを抜き出すことができなかった。
・ステラナビゲータの時間単位を1~5日単位にすれば、アナレンマを視覚的に動かすことが可能、と気づき、やってみた。
・また、日時設定の数値を右/左クリックすることで、マニュアルで動かせたことも、ジックリ見せるには良かった。
・パワポとステラナビゲータの切り替えがもう少しスムーズにできれば良かった。
・親に連れて来られた小学生には、理解が厳しい内容かも知れなかったが、興味を持つきっかけになればヨシとした。
・今回、ケプラーの第一法則と第二法則がアナレンマの基になっていることまで話せれば、上級者への対応も可能?
・声が小さくならないように気を付けたつもりだったが、うまく伝わっただろうか?
・説明のスムーズさがまだまだ修行が足りない、と痛感した。場数が必要?
・消しゴム(できれば地球スーパーボール)を地球に見立て、ゴム紐を結んで楕円軌道と公転速度差の実験を用意したが、うまくできなかった。
・天体のお話しは、何か一つでも持って帰ってもらえればOKだが、また話しが聴きたいと思わせる話しができれば、と思う。
・星のお話しは、それぞれの個性が際立ち、毎回違うメンバーの話しを聞いて勉強したいと思う。
・参加者の感想はありがたく、次回への励みになる。

西上(奥谷)


   (撮影)柳楽さんほか


2024年1月6日(土) 1月例会

2000-2110 マクドナルド松江店
・伊藤、佐藤、柳楽、野波、古都、安部

■報告
(会全体)※詳しくはホームページに掲載しています。
・12/9(土)12月例会
・12/14(木)12月の天文教室
・12/29(金)街角スターウォッチング
(柳樂)
・寒くなったこともあり、明け方に太陽をみるとサンピラーが見えます。おもしろいですよ。
(野波)
・駐車場かベランダで星空を見上げています。
(佐藤)
・12/13は田和山でふたご座流星群を見ました。晴れたけど流星は1枚も写りませんでした。1/4は冬の星空観察(環境省)をしましたが撮影時刻が過ぎていました。12/31、きれいな虹が見えていました。
(古都)
・1/4、いつもの場所に初撮影に出かけました。バラ星雲です。4時までいました。気温は3度、寒かったです。
(伊藤)
・電視観望をしています。カシオペア座のM52とバブル星雲を撮影しました。
(安部)
・1/4の夜、カノープスがとても明るく見えました。翌朝は水星も見えました。

■議題・話題
1.活動計画
①1/17(水)1月の天文教室
②2/3(土)2月例会
③1/12(金)島根大学天文台
・事務局の二人で出かけてきます。
④2024(令和6)年度の天文教室
・話題になりそうな天文現象をスケジュールに取り入れてみる。
 早々に市と協議する。
(例)
  5/17(金)しし座σ星(4.1等)の食
  6/10(月)細い月とプレセベ星団が接近
  8/12(月・休)ペルセウス座流星群
  9/17(火)中秋の名月(十五夜)と土星が大接近
  10/15(火)後の月(十三夜)と土星

2.話題提供.その他
①プログ星月夜(古都)
・いろいろと大変ですが、運営の移行はうまく行っています。みなさんもぜひ投稿してください。
②しぶんぎ座流星群(安部)
・ATOM Cam2 で撮影した1月5日05時25分台の動画を紹介。1分間で4つの流星が写っていました。

安部(八束)


   
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