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Sun‐in星の集い
新天体発見


第35回Sun-in星の集い2020 in 大山

2020年10月10日(土)

大山日光天体観測所



星の集い点描

突然の電話
・お昼、塩飽さんから電話がある。30数年ぶりの声?今夜、大山に来るとのこと。本当に久しぶりだ。

小雨が降り続く
・暗く前に到着したいと思い、自宅を17時前には出た。途中、かなりの雨が降る。まるで星のことなんか心配することもない、そんな空模様だ。18時前に溝口インターを降り、すぐ近くの鬼のトイレ駐車場で塩飽さんと落ち合う。確かに30数年ぶりだ。

次々と到着
・雨もほとんど上がった。ただ、空は相変わらず厚い雲が広がっている。参加者が次々と到着。開会前にこの観測所の運営方法について話し合った。

突然の星空
・開会は19時。その前に某氏が外に出て一服、...星が見えているよ!の声。みんなが外に出て満天の星に酔う。天の川がキラキラとまぶしい。近くの添谷駐車場に車を駐めてきた若者二人がやって来る。駐車場まではまったく星は見えていなかったとのこと。このあたりだけ、突然に星空が広がったようだ。

開会・あいさつ・自己紹介
・今年はコロナ禍での開催、全員がマスク姿だ。観測所オーナーの池口さんのあいさつにより開会。今回で37回目、全国でもあまり例の例ない息の長いイベント。
・各自が自己紹介。塩飽さんは第1回から数回参加し、今回は久しぶりの参加。米子の若者2人は初めての参加。彼らの歳を聞くと、このイベントが始まった頃の私の年代。
・そして集まったのは、米子・松江で活動している星仲間。

木星・火星のお話(安部)
・CMOSカメラの発展により、惑星像の撮影がとても手軽になった。ただ、大事なことは「何が映っているのか」「どのように変化しているのか」、それらのことを他の者と「共通して理解できるようになる」ことを伝えた。特に今回は若者ふたりの参加があったので、二人が惑星について話題を言い合えるようになれたらと思い話した。

火星の撮影(古都)
・タカハシM180Cで撮影した火星の動画。その動画を処理して、火星の様子を浮かび上がらす行程を見せていただいた。まず、撮影動画そのものがきれいだ。白い極冠もはっきり見える。経緯台で自動追尾での撮影とのこと。このこと自体が驚きだ。一連の画像処理は思いのほか早く終了した。最後の仕上げは炙り出しみたいだ。ちょっとしたパラメータの変更次第で模様の出方が変わってくる。いやあ、見事な火星像だ。オリンポス山が写っている。
・古都さんはあの火星観測の大先生である佐伯恒夫さんの本をお父さんからいただいたとのこと。実物を見せてもらった。昭和29年の発行。まさか、60年もの年月が過ぎて息子が火星を撮影するなんて...火星人もびっくり!かも。

観測所のスケジュール管理ソフトの開発(長谷川)
・今回も利用させていただいたこの観測所。このソフトを使えば、どこでもドアよろしく、Webから利用の申込みができる。観測所が充実した利用になることに期待。

天体画像投稿サイトの開設(長谷川)
・松江星の会ホームページには会の活動や個人で撮影した天体画像を掲載されている。今回開設するサイトは個人で撮影した天体画像を掲載することができ、コメントも受け付けることが可能。いくつかの制限があるが、容量も大きくてしかも無料。手軽に利用でき、また撮影に行きたくなる。

また、雨模様
・星空が広がったのは19時前後のほんのひと時だったようだ。10月半ば、標高500mの地にしては暖かい夜だ。明日の早くから用事があり、22時過ぎには失礼した。23時過ぎに自宅に帰って、今夜の集合写真と本当に星空が見えた証拠写真をメーリングリストで送信。はてでなくても長く元気でいてほしい、そんな気分の夜だった。


「本当に星空が広がった」「鋭い眼光!」そして、「みんな元気」な様子です。   

安部(八束)




   
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