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2019年12月26日(木)

松江市立天文台~部分日食観察会~



雲間から現れた欠けた太陽に大歓声が上がりました。
ほんの少しの時間だけでしたが、みんなで同時に日食が見ることができて良かったです。参加者全員で感動の時間を共有できました。
参加者は51名。今日からに冬休みが始まったこともあり、小学生が多かったです。星の会からは、伊藤・長谷川・安部が参加しました。
次回は来年6月21日(日)の17時頃に起こり、太陽の直径の54%が欠けます。多くの参加者で盛り上がりそうです。

準備をしていると、次第に雲が広がってきました。取材に来られたテレビ朝日の方も空を仰いで少しあきらめ顔です。でも、ちゃんと撮影できて、夕方の全国ニュースで松江の様子が放映されました。  雲間からまぶしい太陽の光が!日食を見ることができました!!みなさん、興奮状態です。  大型望遠鏡でも欠けた太陽の様子を投影してみました。少し倍率が高かったようです。  伊藤さんの太陽望遠鏡。投影板に欠けた太陽の姿を見ることができました。実はGoProで投影板の様子が撮影されています。 

安部(八束)



お昼過ぎまで、青空が見えていた。
これは期待できるかもしれないと松江市役所に行った。
天文台の望遠鏡以外に、ミニカーのタイヤが俺はガイドレバーのハンドルだと主張する伊藤さんの望遠鏡が並んでいた。
更に、円盤上に小さな穴がたくさん空き、取っ手も付いたアルミ製のどう見ても落とし蓋のようにしか見えない日食観測用の精密装置も用意された。。。安部さんが持ってきた。
2時30分頃になると、あれだけあった青空がうろこ雲に覆われはじめ、人生の虚しさを垣間見たような気がした。
仕方ないので、集まった人々にも思い切りうろこ雲を観望させようと心に決めた。。。安部さんにはわるいけど。
会場には、どうしても部分日食を見るんだという全ての愛好市民が集合し、その熱意で生じた上昇気流が時々太陽投影板に写る太陽像も揺らしてしまうほどであった。
赤緯は食の始まりで20°、食の最大で10°と低い。食分も最大で30%程度。うろこ雲の呪いがかかった非常に難しい観望会となることが予想された。
難しい条件下での観望会は、伊藤さんの日食説明と安部さんの「お~い、そっち行くなよ危ないぞ」と言う進行のもと、完璧にコントロールされていた。
何回か、雲が薄くなり太陽が少しだけ顔を出すと、一堂に集まった全市民は空を仰ぎ、用意された遮光板を押しいただいて太陽を覗いた。そして、驚愕とも遠吠えとも思える咆哮をあげ続けた。太陽に向って両手を合わせ感涙する人も(うそです)。
後に、天文教室始まって以来の音量であったと安部さんに言わしめた出来事であった。もう少し続いていたら、騒音苦情が出たかもしれない。
逆に、太陽が隠れてしまうと、生卵が指の間から落ちて割れてしまった時のような、家族に内緒で買った年末ジャンボ宝くじが全部外れてしまった時の様な、何とも寂しい、哀愁の漂う声を発するのであった。。。。
およそ、30分程度天照大神の出を全員で待ったのであったが全天うろこ雲の呪いによってこれ以上顔を拝めないことが分かった時点で、随時解散となった。
指をくわえつつ、恨めしげに何度も振り向きながら帰っていく、部分日食愛好市民の欲求は満たされなかったかもしれない。が、、、、しかし、音量選手権で1位をとった、その事実を忘れることはできない。
次はいつ日食あるのとか、雲があっても電波望遠鏡で見えるんじゃないの?というような質問については伊藤さんが上手に説明されていた。
そうして、世紀の観望会は想定以上の成功を収めたのであった。

長谷川(うぐいす台)



予報では雨で、ほとんどあきらめていましたが奇跡的に晴れ間が出て日食めがねで子供達に見てもらい、望遠鏡での投影にも成功しました。皆さん満足してくれたもの
と思います。ホームテレビのニュースは私も見ました。私がちらっと映っていました。
全国的にもまともに見られた所は少なかったようです。
GOPROでの写真の撮影はアイピースがじゃまになりうまく撮れていませんでした。残念!

伊藤(内中原)


残念ながら観察会に参加できず、自宅で眺めました。
天気予報に反してお昼頃には晴れ間がのぞき、これはいけるかと思いきや、欠け始める頃に意地悪な雲に覆われてしまいました。あきらめていた午後3時前、欠けた太陽が現れました。天文台はさぞや盛り上がっているだろうと想像しながら、記念写真を撮りました。
2019.12.26 15:00(最大食分27分前)
・食分0.263 面積比0.153(国立天文台予報より)
・PENTAX K-S2 f200mm F4(32) 35mm換算f300mm
 ISO100 1/640s
・太陽フィルター使用 ・赤道儀同架
・写真の上が天の北 ・トリミングしています。

金津(石橋)





   
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