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2015年5月16・17日 松江星の会星空キャンプ
               ~立烏帽子山・竜王山(広島県)~



 昨年は土砂崩れで通行止めになったため、1年半ぶりの立烏帽子山です。
 駐車場には翌日に開催される比婆山国際スカイランの備品、翌早朝から活動スタートのバードウォッチングのグループと、いよいよ山の季節がはじまることを実感しました。
 肝心の星空ですが、少しかすんだ空で、高い山の透明感を実感できなかったことは少し残念でした。ただ、星は一晩中見えていましたので、それなりに楽しめたと思います。
 今回は島根大学天文部のメンバー4名も参加されました。若いっていいですね。北斗七星の7つの星の名前をすぐに憶えてしまったのには感心しました。
 とにかく久しぶりの山行き。子供の遠足よろしく、準備にワクワク、テント設置にワクワク、久しぶりの山ビールにワクワク、初参加のゲストにワクワク、心地良い疲れが残る一夜でした。



 バードウォッチングの仲間とお会いした際に、Nagisa嬢がいただい野鳥の冊子です。
 そういえば「早起きして野鳥の声を聴きます」とお話しされていました。
 「星のまたたき」「野鳥のさえずり」、いずれも手の届かないものですね。
 星の出会いは大事にしたいものです。

安部(八束)


  


 立烏帽子山駐車場に到着。
 みんなでテント設営、その後竜王山山頂へ。
 360度に広がるパノラマの景色、すばらしい眺めでした。
 立烏帽子山に戻り自己紹介しながらの夕食。
 外に出て星座観望と望遠鏡でもメシエ天体の観望。
 広島からのバードウオッチャの皆さんとも仲良くなりました。
 真夜中の天の川が昇るまで各自休憩。
 午前零時過ぎ起きてきたのは私(古都)ひとり。
 空は残念ながら薄い雲が覆い余り星が見えません。
 安部さんから借りているFTC-65で撮影しているとバードウオッチャのおふたりが起きてこられて3人で北アメリカ星雲、干潟星雲など天の川の天体を観望しました。
 しばらくして金津さん登場。
 GPS搭載で短時間なら追尾撮影をカメラ本体だけで撮影できるという凄いカメラ。
 薄雲の合間を見つけて星景系写真を撮影しました。
 薄明を待ってテント撤収。
 予定通り5時前には帰路に。

 写真は何枚か撮影しましたが透明度が低くソフトフィルタをかけたような画像ばかりでした。
 若者4人、年配(失礼)4人の世代を超えた楽しい時間でした。
 皆さんお疲れ様でした。


北アメリカ星雲 M27 亜鈴星雲
(中央付近)
↑今回はRGBの各輝度調整と全体の明るさを変えられるアプリを作り鏡筒をPCの液晶パネルに密着させてフラットフレームを撮影しました。

古都(米子)


  


 竜王山頂からの景色を眺めながら、一昨年と変わらない美しさに感動し、深く息を吸い込みました。美味しい、とても美味しかったです。
 吹きっさらしで寒いので無理でしょうが、寝転がって星空を見ることが出来たら、それはそれは静かな素晴らしい一夜を過ごせるのでしょうね。
 金津さん、ただただ助手席にいるだけでナビにもなれず済みませんでした。用意が足りずセーターもお借りしてご迷惑をかけました。テントも備品間違いで安部さんにお借りすることになり、申し訳ないことに・・・。

野波(東本町)


  


 今回久々の立烏帽子山ですが、残念ながら「伝説の星空」には出会えませんでした。
 少し霞んだ空ではありましたが、いくつかの流星と満天に近い(?)星空を楽しむことができました。

 古都さんの望遠鏡では、飛び入り参加のバードウオッチングの皆さんと一緒に、球状星団や銀河を観望しました。
 その中のお一人にメシエ天体etcに詳しい人が・・・某学校天文クラブのOGでした。

 北斗七星のひとつひとつの名前を即座に覚えた大学生はさすがでした。私はミザール以外は白紙でした。

 復習です。ひしゃくの端(大熊のお尻)から順番に、α:ドウベ、β:メラク、γ:ファクダ、δ:メグレズ、ε:アリオト、ζ:ミザール、η:ベネトナッシュ。あっという間に忘れてしまいます。

 賑やかで、楽しいキャンプでした。

5月16日夕方
竜王山山頂にて

北の空 02:40 西の空 02:44 南の空 02:47 天頂 02:50
2015.5.17 PENTAX K-30 f17mm F3.5 ISO1600 60s AstroTracer  ※「天頂」のみ3枚コンポジット

※「東の空」は薄雲が多く、撮影しませんでした。「南の空」も低空は雲に覆われていました。

金津(石橋)





   
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