天文教室
観望会
美保関隕石
Sun‐in星の集い
新天体発見


夜明けの彗星たち


2013年10月28日
リニア彗星、アイソン彗星、ラブジョイ彗星、エンケ彗星

話題のアイソン彗星。11月29日の太陽最接近まであと1か月とせまりました。
ほかにも夜明けの星空にはいろいろな形をした彗星が見えています。
彗星の明るさは8-9等です。

C/2012 X1 リニア彗星
星空に浮かんだ「くらげ」みたいですね。
C/2012 S1 アイソン彗星
だんだんと尾が長くのびてきました。
C/2013 R1 ラブジョイ彗星
オリオン座近くの冬の天の川の中にいます。
2P エンケ彗星
3.3年と最も短い周期を持つ彗星です。
2013.10.28 明け方
0.26-m f/6.0 reflector + CCD(ST-9XE) 露出時間30秒
画像の視野角22.6*22.6' 画像上が北、左が東

安部(八束)



2013年11月8日 かに座のM44プレセペ散開星団とC/2013 R1ラブジョイ彗星

 エメラルド色に輝いている星が彗星です。6等くらいの明るさです。

2013.11.8 0514JST
EOS60Da(IS01250 60s JPEG1枚) + ZUIKO 100mmF2(2.8) + PRO SOFTON-A

安部(八束)



2013年11月14日(木) 今朝のラブジョイ彗星

 今朝3時に起きてラブジョイ彗星(C/2013 R1 Lovejoy)を撮影しました。
 彗星はしし座の頭を東に向かって移動中です。
 双眼鏡では、ぼんやりした丸い雲のように見えます。
 アイソン彗星は高度が低く、写真撮影してようやく存在がわかる程度でした。

金津(石橋)



2013年11月16日(土) アイソン彗星とラブジョイ彗星

 アイソン彗星が明るくなってきました。ラブジョイ彗星も明るく、両者とも双眼鏡でよく見えます。
 ちょっと見、どちらも姿がよく似ています。が、よく見ると核の周りの広がり具合と尾の長さが少し違うようです。
 それぞれの画像をクリックして拡大画像を見てください。
 雲南市の山中にて撮影。
C/2012 S1 アイソン彗星
おとめ座
2013.11.16 5h13m
C/2013 R1 ラブジョイ彗星
こじし座
2013.11.16 4h49m
PENTAX K-30 f200mm F4 ISO1600 1m
 
夜明けです。
中央がアイソン彗星。
山際に水星が見えます。


2013.11.16 5h26m
PENTAX K-30
f20mm F2.8 ISO1600 30s

金津(石橋)



2013年11月23日(土) アイソン彗星と水星

 澄んだ夜明けの星空に話題の「アイソン彗星」を観察することができました。
 あのガリレオが生涯見ることができなかったという「水星」もキラキラと輝いていました。空がだんだんと明るくなり彗星が見えなくなる頃には山ぎわに「土星」が昇ってきました。星仲間と過ごせる至福の時間でした。

2013.11.23 0547JST-(6sec)
Canon KissD-X
SMC-PENTAX 35mm F2(2.8) ISO800


画像の一部を切り抜いて、「アイソン彗星」と「水星」の部分を大きくしてみました。

安部(八束)


 間もなく(11月29日)太陽に最接近するアイソン彗星を見ました。彗星の近くには水星や土星も輝いていて、星仲間と一緒に絶景を楽しむことができました。

水星(左)とアイソン彗星(右)

2013.11.23 5h48m
PENTAX K-30
f85mm F2(←1.4)
ISO1600 3s

2013.11.23 5h34m
りょうけん座(CVn)のラブジョイ彗星
PENTAX K-30 f85mm F2(←1.4)
ISO1600 30s

2013.11.23 6h22m
夜明けの風景

PENTAX K-30 f85mm F2(←1.4)

金津(石橋)



 三刀屋はカラス座、スピカともに見えていますが、仰角10度以下は雲です。

花岡(三刀屋)



 ようやくアイソンとラブジョイ初見です。ラブジョイは大きなコマを持った姿が双眼鏡ですぐにわかりました。尾はわからず。4等くらいでしょうか。
 アイソンは地平線がじりじりと赤くなる中、水星の「真横」にいました。小さな頭部から尾が伸びているのもわかりました。こちらは3等くらい?肉眼では・・・やっぱりちょっと無理みたい。
 水星の下には土星もいますね。ほんとはエンケも見えるうちに、空の暗いところまで見に行きたかったのですが・・・

赤木(東京)



 中海大橋の北側に行きました。東に雲があったのですが切れ目から水星が見えてきました。水星の右8度くらいのところに何か見えるのですが、はっきりとしませんでした。
 やがて土星も見えてきました。土星の右3度くらいのところには恒星が見えました(てんびん座のα?)。水星、土星からアイソン彗星を特定しようとしましたがダメでした。

奥野(西津田)


  ※双眼鏡で見た場合、水星を視野の左端においた場合に彗星は右端に見えていました。
   奥野さんが見た天体はきっと彗星でしょう。 ・・・ 安部(八束) 


 4時に金津さんに迎えに来ていただいて、23分ぐらいで天文「台」に到着。東がとても開けていて素晴らしいところでした。
 位置を教えて頂きながら双眼鏡でラブジョイにトライ、やっと会えて感動しました。アイソンは細い黒い雲に見え隠れしていると云われても私はさっぱりわからず、金津さんの望遠鏡でやっと観ることが出来ました。安部さんや金津さんがおられなかったら無理でした。来月は肉眼でも確認できるぐらい明るくなるらしいので期待しています。また、声をかけてください。

野波(東本町)



2013年11月27日(水) 太陽観測衛星から見えるアイソン彗星

 太陽観測衛星(SOHO)の視野にアイソン彗星が入ってきました。12月1日頃まで見える予定です。

 
※SOHO画像の表記時間は世界時(UT)です。9時間を加えると日本時間(JST)になります。

彗星の動き
http://sohowww.nascom.nasa.gov/hotshots/2013_11_28/

最新の静止画像(画面の左下の明るい星はアンタレス)
http://sohowww.nascom.nasa.gov/data/realtime/c3/512/

2013.11.27 14:30 UT
→ 23:30 JST

星図(↓このページの下方にあるボタンで月・日を本日に設定し、[ShowMap]をクリックしてください。)
http://lasco-www.nrl.navy.mil/index.php?p=sky/starmap

2013.11.27

金津(石橋)









   
inserted by FC2 system