天文教室
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美保関隕石
Sun‐in星の集い
新天体発見


2012年 美保関いん石落下20周年

2012.11.11 移動式プラネタリウム-宙と海の祭(松江・美保関)
2012.12.15 美保関いん石落下20周年記念親睦会
2012.12.15 設立50周年の松江市立天文台にて
2012.12.16 美保関いん石落下20周年イベントに参加
2013.1     「天文ガイド」で大きく紹介されました



移動式プラネタリウム-宙と海の祭(松江・美保関)-


 11/11(日)美保関町のメテオプラザでのイベントです。ここで移動式プラネタリウムを体験してきました。
 大きなエアドームで満員のお客さん。満天の星空が投影された時は、大きな歓声が上がりました。暗い中でのテンポの良い手馴れた解説でした。満天の星空の下での天文教室もやりたいなと思った次第です。

送風機で膨らんだ大きなエア・ドーム。観客席は40席。 投影機は大平技研製作の「メガスターゼロ」。大きさはバスケットボールくらい。 解説スペースはこんな感じ。矢印ポインター、懐中電灯型星座絵投影機を駆使しておられました。 かなりの人気でチケットが次々と売れていました。(1回200円)

イベント案内

安部(八束)






美保関いん石落下20周年記念親睦会

●日時  2012年12月15日(土) 18時〜
●場所  旅館寺津屋(松江市)
●参加者 24名

開催案内(個人)
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開催案内(団体)
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参加者名簿
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旅館寺津屋に集合 主催者代表・山田義弘さんの挨拶

20年前、ご自宅にいん石が落下。
そのご主人、松本優さんから感慨深いお話。

天文学者、長谷川一郎先生の一声で「乾杯!」
いん石落下から20年、積もる話で盛り上がりました。


皆さんから、思い出話や近況ほか楽しい報告がありました。
←いん石が民家を直撃したニュースは、日本だけでなく海外にも速報されました。報道各社の懐かしい記者の皆さんから届いたお祝いメッセージの紹介がありました。


 そして、天国から

  本日は 美保関隕石落下二十周年、おめでとうございます。

  私も隕石を見つけたこともありますから、大変に喜んでいます。

  祝賀会に出席したかったのですが………☆

  松江の星空から お祝い申し上げます。

白河天体観測所 台長 チロ



いん石落下当時へタイムスリップ。懐かしい映像です。


【長谷川先生の資料】左頁右頁
長谷川一朗先生から、美保関いん石関連の研究報告がありました。

皆さんからサインをいただきました。
この色紙は、松本さん宅へ。

 松本優さんご夫妻、長谷川一郎先生(前東亜天文学会会長(神戸))ご夫妻、白河天体観測所(福島)から藤井先生方3名、遠くは福岡、四国からも駆けつけていただき24名の錚錚たるメンバーでの盛大な親睦会となりました。選挙の関係で出席できなかった当時の記者の方からは、メッセージをいただきました。
 お料理は盛りだくさんで、宍道湖七珍のスズキの奉書焼が出てきたときには、遠方からのお客さまには大変喜んで食べていただきました。
 自己紹介のあとに、藤井先生にそれぞれ持ち寄った色紙や本にサインをお願いしました。チロの絵を描かれて渡された時の皆さんの笑顔は最高でした。(もちろん、私もです)
 翌日は快晴。午前中は美保関の松本邸に集合、当時のエピソードや懐かしい話題でおおいに盛り上がりました。

野波(東本町)


 美保関いん石落下20周年記念親睦会に参加させていただきありがとうございました。
 目標でもなく雲の上のような人に会えて感動しました。と言っても、最初はふじい旭さんとは知らず、なんかパシャパシャ写真撮っている人が居るな〜。天文ガイドか白河天文台の人かな〜と思っていたら、なんとその人こそふじい旭さん。びっくりしましたね〜。聞いていた年齢よりも若く見えサインにも気軽に応じていただき、また感動しました。少し残念だったのは、ふじい旭さんに天体写真について何かお聞きできたらと思っていましたが、出来ませんでした。お姿を写真に撮ることもはばかれるようなオーラを感じてしまいました。終始緊張感の中、親睦会が終了しました。
 冷めた燗がやけにおいしかったです。寄せ書きでは「一星一合 家嶋利明」と書きました。「一星一合」とは「一期一会」のもじりです。一星は美保関いん石を指し、一合は気が合う同士が集うということで書きました。
 波 渚さんから一合はお酒の一合かと聞かれ「どきっ」としました。

家嶋(安来)


 美保関いん石落下20周年おめでとうございます。
 20年前私は、10歳だったのですが、このいん石落下のニュースを残念ながらリアルタイムでは、覚えていません。
 でも、今回の美保関いん石落下20周年記念親睦会に参加させていただき、当時の様子をしることができました。本当に貴重な経験をさせていただけてあらためて、すごい出来ごとだったんだと思いました。
 みなさんと、お話できてとても楽しかったです。昔を振り返ることも、ときには重要だなと思いました。

生田(米子)


 美保関いん石落下20周年記念行事の日記
   12月15日〜16日にかけての出来事をまとめてみました・・・(→続き)

佐藤(西川津)


 あれから20年。幸いにも人災にならなかったから言えるけれど、ほんとうにいいお家に落下しました。
 天文学に貢献したのは言うに及ばず、お家の人や周りの人にとても大切に扱われて、20年後にもたくさんの人々の心を宇宙へ誘いました。このいん石は、宇宙との「縁(えにし)」、架け橋ですね。地球に届いた甲斐がありました。
 いん石落下直後に立ち会えるなんて、一生に一度さえ無いようなワクワクドキドキの体験でした。宇宙が目の前にある・・・そんな感覚でした。

金津(石橋)



 20周年記念の企画を発表したのが2年前のOAA松江大会の時、そして準備をはじめたのが今年の6月のことでした。当初は、当時の同窓会に集まっていたメ ンバーに声掛けして、松江市街で簡単な飲み会ができたらと思っていましたが、準備が進むにつれてだんだんと内容が膨らんできました。
 まず、落下当時に関わった遠方の方にも案内しようということになりました。これにより、規模の想定がなかなかできなく、会場の広さや席数が心配に なりました。最終的には、会場の広さぎりぎりの参加申し込みとなりました。テーブルに料理が並べきれないほどになりましたが、参加者のみなさんが身近で会 場が一体的な雰囲気になり良かったと思っています。
 もう一つ、読売新聞の佐藤記者が取材に来られた際、パソコンで2周年の際に撮影した写真の画像を見せていただきました。これを見てから、みなさん に20年前の写真を大きな映像で見ていただきたくなりました。パワーポイントで編集すべきかとどうかと考えましたが、最終的には自宅のブルーレイ・レコー ダーを持ち込み、会場の大型テレビにつなぎました。BGM付のスライドショーが簡単にでき、安心しました。機械ものを作業メニューに入れたため、かなり疲 れました。
 今回の親睦会、いろいろな方に参加いただきました。松本さんにもご夫妻でお出かけいただき、ありがとうございました。また、神戸からは天体軌道論 の長谷川一郎先生ご夫妻にもお出かけいただき、親睦会にも華を添えていただきました。そして、藤井旭さんをはじめとする白河天体観測所のみなさん、九州・ 四国・関西・山陰の天文ファンのみなさん、そしてメッセージをいただいた新聞記者のみなさんに厚くお礼申し上げます。

親睦会より 妹川さんからいただいた八女茶です。

親睦会の翌日、朝から青空が広がりました。遠来のお客様を中心にたくさんの星仲間が松本さん宅に集まりました。車座になってのいろんなお話、かなりはずみました。

※親睦会に関連する新聞報道は次のとおりです。見出しを掲げます。
●2012年11月7日(水)朝日新聞(大久保直樹記者)
 「ご縁は点の落し物」
 「「美保関隕石」落下から20年」
 「来月、関係者ら「同窓会」」

●2012年12月15日(土)読売新聞(佐藤祐理記者・大槻浩之記者)
 「いん石降って絆固まる」
 「松本さん夫妻ら20年目の同窓会」
 「市長から感謝状 展示、保存に協力」

安部(八束)




2012年12月15日(土) 設立50周年の松江市立天文台にて
 
 親睦会の前に、松江市立天文台で40数年ぶりの再会がありました。

松江市立天文台は、今年(2012年)設立50周年を迎えました。設立当初から、この天文台で市民向けの星空解説をされていた三島昌さんです。 昭和46年に発行された「日本の天文台」(誠文堂新光社)に松江市立天文台が掲載されています。藤井旭さん撮影の写真に、望遠鏡を操作されている三島さんの姿があります。 三島さんと藤井さんの40数年ぶりの再会です。


 美保関いん石落下20周年で来松される白河天体観測所の藤井先生方が、松江市役所本館屋上にある松江市立天文台の取材されると聞いていました。
 昭和37年に作られて今年で50年を迎えた天文台ですが、公共天文台として一般公開されている天文台としては、日本では一番古いのではないでしょうか。
 15日、先生方は16時ごろに松江に到着後、すぐに市役所に駆けつけてこられました。雨でドームを開くことが出来ませんでしたが、50年前の五藤光学の15p屈折望遠鏡が今も現役で活躍していることに驚嘆の声があがりました。設立当時の関係者の三島さんも同席されてお話を伺うことも出来ました。
 ドーム内の写真ですが、たくさん撮っておられました。そして同席者の記念写真も。藤井先生には何度も表情が硬いと言われたので、みなさん、精一杯の笑顔で映っているとおもいます。来年1月5日発売の天文ガイド(カラー6ページ)に載ります。

野波(東本町)




美保関いん石落下20周年 イベントに参加


●日時  2012年12月16日(日) 13時30分〜
●場所  メテオプラザ ホール(松江市)
●主催  株式会社サンライズ美保関


「しまねっこ」と一緒に いん石汁に舌鼓 松江市から松本さんへ贈呈された感謝状
いん石の重さ当てクイズ 美保関いん石(こちらは本物)
はやぶさの実物大模型 講演会会場の様子 山崎直子さんから
いただきました


 宇宙飛行士・山崎直子さんの講演を聴きました。訓練しながら11年間待って宇宙へ行くことができた感動のお話でした。
 
「Dream can do, Reality can do.」・・・NASAの門に刻まれている言葉だそうです。「夢を描けるならば、それは実現できる」と。
 国際宇宙ステーション(ISS)で体験された数々のエピソードは興味深い話ばかりで、聴き入りました。
 その中に、「淮南子(えなんじ)
」に書かれている「宇宙」の語源のお話がありました。宇宙の「宇」は「四方上下の空間」、「宙」は「往古来今」・・・過去・現在・未来の時間を表し、「宇宙」で時空(時間と空間)を意味するのだと。その宇宙に行ってみて、場所も向きも全てが相対的だということを実感したとのことでした。
 とても印象に残ったお話がもうひとつ。たくさん勉強したつもりでも、外国では言葉がなかなか通じないけれど、時間が経てば解決するもの。それより困ったのは、自分が育ったところや日本の文化・歴史を尋ねられて、答えられなかったこと。これが、海外でのコミュニケーションで一番大事なことと気付いたそうです。
 会場のこどもたちから「どうやったら宇宙飛行士になれるの?」、「山崎さんにとって宇宙って何ですか?
(これは難問!)」など、たくさんの質問がありました。山崎さんはそれらにひとつひとつ丁寧に答えておられました。この中に、将来、宇宙飛行士になるこどもたちがいるかもしれません。
 最後に、こどもたちに「夢を持ち続けて、その夢を実現して欲しい」という力強いエールを送られました。

※「淮南子」(えなんじ):紀元前2世紀の中国(前漢時代)の書物。

金津(石橋)



 昨日は、あこがれの藤井旭さんにチロ入りサインを書いて頂いたり、錚々たるメンバーの方々とお話をさせて頂いたり、本日は松本さん宅では隕石が落ちた部屋の見学、そして当時のお話を伺うことが出来ました。また、宇宙飛行士の山崎直子さんの講演会では、11年もの紆余曲折があったけれど、家族の理解と仲間の協力、その時に出来ることを積み重ねていくことが大きな夢につながったと云うお話を伺うことが出来ました。
 今日一日、安部さんの車に同乗させていただき、長谷川ご夫妻と昼食、美保関灯台、美保神社、鬼太郎ロード、大根島の由志園、彩雲堂工場の見学と盛りだくさんの観光でした。
 最後に長谷川先生にサインを頂くことが出来ました。藤井旭さんにはチロの絵を書いて頂きましたが、先生には中国の王陽明 易経から「天行健」と云う言葉を頂きました。軌道は決まっている。天の運行を範として、一生懸命に勉強しなさいと、確かこのような説明だったような・・・。むずかしい。  この二日間、本当に貴重な体験をさせて頂きました。

野波(東本町)




「天文ガイド」で大きく紹介されました

●2013年2月号 藤井旭が見に行く「美保関隕石落下20周年記念同窓会」


 〜日本一幸せないん石〜のサブタイトルでカラー6ページの特集記事です。
 同窓会は12月15日、そしてこの天文ガイドの発売は明けて1月5日でした。こんなに短い期間でこの記事が作られています。熱心に取材していただいた憧れの藤井旭さんもそして白河天体観測所のみなさんに感謝!

安部(八束)





   
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