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松江での金環日食・皆既日食(やっばり金環日食は見に行くべき!?)



 2012年(平成24年)5月21日(月)は日本で金環日食が見えます。今回の金環日食は東京などの人口密集地帯で見れますので、日本中が金環日食ブームになるでしょうね。
 さて、松江での様子ですが、残念ながら金環日食にはなりません。でも、食分(太陽が欠けた割合)が0.903と大きく、太陽が欠けて細い三日月のように見えます。
 参考までに、松江で最近見えた(る)金環日食と皆既日食、そして今回くらい大きく欠けた(る)日食を調べてみました。

食分
1839 9 8 0.974 松江で金環日食が見えました。
・・・        
1852 12 11 1.011 松江で皆既日食が見えました。
 (松江の歴史史料「大保恵日記」に載っています!)
1887 8 19 0.917  
2012 5 21 0.903 今回の日食です
2035 9 2 0.935  
2041 10 25 0.916  
2095 11 27 0.933 松江で次に見ることができる金環日食です!
・・・        
2685 3 27 0.972 松江で次の次に見ることができる金環日食です!
2947 9 6 1.022 松江で次に見ることができる皆既日食です!!
2953 10 29 0.925 松江で次の次の次に見ることができる金環日食です!
 
ちなみに数年前に皆既日食フィーバーの際は、次のようでした。
2009 7 22 0.816

(かんたんなまとめ)

 今年の金環日食は松江では約9割が欠ける部分日食で、松江では金環日食を見ることはできません。
 今回と同じくらい欠ける日食は、最近では23年後の「2035年9月2日」、29年後の「2041年10月25日」です。
 松江で次の金環日食を見ることのできるのは、83年後の「2095年11月27日」です。最近見えたのは、173年前の「1939年9月8日」でした。
 松江で次の皆既日食を見ることのできるのは、935年後の「2947年9月6日」です。最近見えたのは、160年前の「1852年12月11日」でした。
 このように地元で金環日食や皆既日食を見ることができるのはとても珍しいことです。

(さて、どうする)
 さて、あなたは今年の5月21日には金環日食を見に行かれますか?
 それとも、83年後の2095年で松江で見れる金環日食に向けて準備を始められますか?
 まさか、935年後の2947年に松江で見れる皆既日食に向けて準備を始めるなんてことはないですよね?

※これらの日食予報の数値等はホームページ「日食・月食・星食情報データベース」を利用しました。
2947年9月6日の松江で見れる皆既日食は「ステラナビゲータ8」でも確認できました。

安部(八束)





   
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