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Sun‐in星の集い
新天体発見


第27回Sun-in星の集い2012in米子・大山




 池口さん、安部さん、野波さんお疲れさまでした。
 池口さんには宿を提供していただきありがとうございました。
 米子会場での参加者は大人10名、子供6名、サークルは米子3名、松江3名でした。
 職員以外でプラネタリウムの説明に挑戦する機会は、今後無いのでは?貴重な体験でした。(私は視聴側)。時間延長20分でした。
 第2会場(大山)の参加者は、サークル・天文ファンは米子3名、松江3名。倉吉1名、鳥取1名。雲が厚くて星空観望できず。大山・日光観測所に場所を移して活動報告・天文機材の質疑応答・次回の開催場所の確認等々。食事をしながら夜空を気にしながらも楽しく懇談した。次回は鳥取佐治天文台です。
 懇談後、観望会では時折稲妻の閃光を見ながら、晴れた天頂付近の大三角を少し堪能。21:40JST頃、いて座付近に大火球を1個確認したが、雲が厚くなり22:50JST仮眠に入る。
 日が変わり、3:40JST頃より天頂付近を中心に晴れ間が広がり、ペルセウス流星群を観察。4:00JSTから20分間で8個を確認しました。火球級が1個でした。木星・月・金星はほぼ一直線に並んでいました。

挨拶 池口 説明 安部 南天の星空スタッフ
懇談会
大山・日光観測所 
フジノンで
天の川銀河探索

家嶋(安来)



 松江星の会として、銀河鉄道が旅する満天の星空〜南十字星を見てみよう〜を柱として、宮沢賢治の生い立ちから銀河鉄道の夜を取り巻く背景、なぜ星に詳しいのか。
 火星の観測者であり、冥王星の存在を予測したパーシバル・ローウェル、小泉八雲、野尻抱影、保坂嘉内らと繋がっていく宮沢賢治の紹介、そして、「銀河鉄道の夜」の台本(安部さんが作成)を元に、南天の星空を投影しながら星の説明、説明の間に本の一部を私が朗読。下手でご迷惑をかけました。
 最後にKAGAYAが作ったプラネタリウム「銀河鉄道の夜」の予告編、約1分半、これを上映するための許可もとっておられました。
 20分枠でしたがものすごく濃い時間でした。安部さん、とっても大変だったでしょう。お疲れ様でした。
 この後に、米子星の会の20分枠。高校生の永田君のマゼラン雲や天の南極付近の星座説明。上手でした。すごい。
 場所を児童文化センターから池口さんの大山、日光観測所に移動。活動報告、倉吉の松本さんと天文機材と撮り方などの質疑応答、盛り上がりました。そして薄明までの流星群の観望、雲が厚く観れた数が少なかったのは残念でした。(本当は多かった?私が寝すぎて観るのが遅かった?)でも、時折澄んだ空に見えた縦に等間隔に並んだ木星、月、金星の輝きがとっても印象的で素晴らしくて、前日に観た木星と月と同様、とっても感動しました。木星の上にはすばるも。
 今回のイベントですが、参加人数が少なく残念でした。もっとたくさんの方たちと感動を分かち合いたかったです。
 この夏のイベントは大体終了ですね。良い経験をさせてもらいました。有難うございました。

野波(東本町)



●米子会場

○米子市児童文化センター
 センターができたのが1983年のこと、今年で30年目になります。この日もセンターは小さな子供さんを連れたお母さん・お父さんでいっぱいでした。
 このお父さん・お母さんたちも小さい時にセンターに遊びに来て、プラネタリウムを見たこともあるかもしれませんね。世代を継ぐ公共施設はいいなと思いました。

○プラネタリウム
 学生時代、プラネタリウム解説者は憧れの仕事でした。僕の場合、明石の菅野さんの姿に憧れたものです。
 今回、初めてその舞台に立たせていただきました。かなりうれしかったですし、ドキドキしました。

○番組投影
 僕は、宮沢賢治さんの作品から「「銀河鉄道」が旅する満天の星〜南十字星を見てみよう〜」番組を解説しました。時間は20分、内容はタイトルのとおりです。
 番組を作る過程で親友の「保阪嘉内」、そして鳥取県倉吉市出身の「河本義行」の存在を、また、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)から宮沢賢治ま での人のつながりなど知ることができました。(ひょんなことから山梨県立科学館の高橋真理子さんと電話で話すことができたのもの、何かの縁...。) ※当日配布した資料(PDF)
 もう一つの投影では、永田さんが天の南極あたりの星空解説。豊富な知識とテンポの良いナレーションは見事でした。永田さんは高1、これからの活躍が楽しみです。

プラネタリウム投影後に、星野写真にチャレンジしました。
タイトルは「逃げ出したサソリ」と「憧れの南天の星空」。撮影データなど野暮なことはいいません。しいて残すこととすれば、ピントをいつものように無限大で撮影したということでしょうか。
ケンタウルス座α・β、みなみじゅうじ座、天の南極、大・小マゼラン雲...、憧れの星空を思う存分に投影していただいた米子市児童文化センターのみなさんに感謝申し上げます。


●大山会場

○星空観察会(中止)・星談義
 降り出した雨で観察会は中止になりました。星のイベントはどうしても天候に左右されるので、難しいです。
 この雨で参加者も少ないことから、池口さんの大山日光天体観測所に会場を変更して、星談義となりました。倉吉の松本さんからは大山、しかもこの観測所近くで撮影した天体写真を見せていただきました。このあたりは南の視界が開けていて、さらに公害の少ないところで天体写真には絶好とのことでした。

○ペルセウス座流星群
 夜明けの薄明前から快星の空が広がり、明るい流星を見ることができました。みんなでコロンと寝転がってみる流星はやはり気持ちいいです。

○月・木星・金星、そして冬の星ぼし
 夜明け前、東の空が青にかわる至福の時間です。昨日に続いて、素晴らしい光景に出会うことができました。おうし座・ぎょしゃ座・オリオン座などの星も見えます。プレアデス(すばる)がちょこっときれいに並んでいます。
 高2の藤本さんの望遠鏡で木星・月・金星を見せていただきました。お小遣いを少しずつ貯めて購入したとのこと。今回は、二人の若者の姿が印象的でした。
2012.8.13 04h39m
Canon KissD-X
SIGMA DC 17-70mm(17mm) F2.8-4.5(4.0) ISO400 15sec
大山日光天体観測所にて


★点描

@柿の種とピーナッツ
 単なる柿ピーではありません。ラベルをよくご覧ください。別名、超新星発見の素?とも呼ばれています。永田さんからの差し入れでした。

A川口酒造謹製「虎之児」
 はやぶさで一躍有名になりました。今回はサンプル(金箔)入りです。大山に持って行きました。

B宮澤賢治 2冊の本
「宮澤賢治 友への手紙(保阪庸夫・小澤俊郎)」、「宮沢賢治の青春 "ただ一人の友"保阪嘉内をめぐって」の2冊。この機会にどうぞ、お読みください。前者は島根県図書、後者は角川文庫にあります。

C空を見ていのちを想う〜オーロラとともに〜
 日本ホスピス・在宅ケア研究会山梨県支部発行。2010年10月23日、山梨県立科学館多目的ホール&スペースシアターで行われた「内藤いづみ (日本ホスピス・在宅ケア研究会理事)と高橋真理子(山梨県立科学館主任学芸主事)の対談」が掲載されています。プラネタリウムでの新たな取り組みの一つ として紹介します。

安部(八束)



 僕自身天文好きの人たちがこうやって集まる会に参加するのは初めてで、とても貴重な体験ができたと思っています。
 特に一夜であれだけの流星を見たのも初めてでしたので一番最初に見た火球はとても感動でした。
 この初めてだらけの僕はSun-in星の集いのでいろいろ学べてとても嬉しく思っています。
この高校生という期間の間にまずは北半球の星座を覚えること、またいろいろな勉強会にも都合を合わせて参加したいと思っております。
 星景写真も上手く取れるように腕を上げて来年の集いに参加しようと思います。
 
 PS:安部さん野波さんの「銀河鉄道の夜」とても素敵でした(*^^*)

米子星の会・藤本



 僕自身は関西天文同好会とNPO法人花山星空ネットワークに所属しており観望会や例会での情報交換、原村などの星祭りには参加しているのですがセンターの天体観測指導員以外は関西で天文活動をさせていただいてますので、山陰ではセンターの観望会を除いて初めての活動でした。この集いに参加する前まで山陰で知っていたのは米子の池口さん.木村さん.藤本君 松江の安部さんで地元にもアマチュア天文家がたくさんいらっしゃるということを知ったのが1番嬉しかったです。
 さて、この度南天の後半部分を担当させて頂いたのですが自分的にはまずまずだったのか・・・南天はやったことなかったのでこんなものか・・・という感じです。僕自身はプラネや観望会の解説の時は台本丸読みではなくお客さんの反応を見ながら、お客さんとの距離を大切にしながら進めて行くことを心がけるのですが、予定よりも南に下がってしまっていた関係で似たような位置にあったとはいえカノープスとシリウスを間違えたのは致命的だったかなと反省してます。僕はこの場所でこの時間だったらこんな感じの空が見える・・・といういわゆる脳内で星座早見板を覚えている感じなのですが、星図を丸覚えしないといけないな・・・と反省しております。もしまた機会があれば同じ失敗を繰り返えさないようにしたいです。そのような事もありお客さん「全員」が楽しんでいただけたかどうかは大変不安です。ですが僕は楽しかったです。
 皆様の御陰で非常に楽しいひと時を過ごさせていただきました。心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。この経験を関西、そしてセンターの観望会でも生かして、今後も来てくださる方全員が楽しいと感じて帰っていただけるような星空案内が出来るよう頑張りたいと思います。

(プラネの要点)
1あいさつ
2南下
3場所の説明
4偽十字 (メモ ジョバンニ・カムパネルラ)
5りゅうこつ座の1部だという話
6カノープスの話
7南十字(星座絵付き)
8本物と見分ける方法〜ケンタウルス(星座絵はプロジェクター)
9リギルと光年の話
10ハダル(指す程度)
11南十字〜天の南極を探す
12天の川は銀河系の断面だという話
13外から見た銀河系の写真を映して中心のブラックホールの話
14中心が天頂で影ができる話
15もう一度先の銀河の写真を映して矮小銀河と伴銀河の話
16大マゼラン雲
17プロジェクターで写真を映し棒渦巻き銀河の話
18銀河系本体の力を受けて変形してる話
19小マゼラン(指す程度)
20最後の締め
21南天終了。緯度復帰(コンソールへ移動)
 ※さそり座が適当な位置に来たら米子の風景を表示
  恒星を絞りながら薄明を出す、適当なところで朝焼け投影
22挨拶

関天・花山NPO 永田駿介




   
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