第25回 Sun-in星の集い 2010
9月4日(土)、第25回Sun-in星の集い2010が、佐治天文台(さじアストロパーク)で開催され、松江星の会からは6名参加しました。以下、参加メンバーからの報告です。
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【報告ページ】 鳥取市さじアストロパーク
【記念写真1】 鳥取市さじアストロパーク
【記念写真2】 鳥取市さじアストロパーク
★★★
佐治天文台で開催された星の集いには、鳥取天文協会、★米子星の会、☆松江星の会、出雲天文同好会、兵庫県の日本海側からなど、30数名の方が参加されました。(※1)
今回、残念ながら行かれなかった方に、少しですが報告します。
まずは香西台長の講演では2つのお話が印象に残っています。25回を迎えた【Sun-in星の集い】のSun-inとは山陰(山の陰)ではなく太陽(Sun)と入る(in)でSun-inとのこと。この発想は佐藤会長の発案と聞きまたびっくりでした。もうひとつは、あのはやぶさ君が目指したのはまだ名のない小天体だったということ。そして旅立つときに命名権をもらい「イトカワ」を目指した。目指す小天体がただの番号ではロマンがなかったかも・・・
25回の歴史の中、小生は2回目の参加でしたが、とても楽しく過ごさせていただきました。
特に103cm望遠鏡での星団には驚きました。鳥取天文協会のかたから写真のように手に取るように見えますと聞いてましたが、まったくそのとおり、思い込まなくても見ての通り写真のような星団でした。
夏休みの観望会、観測会で知り合った子供たちにも是非見てほしいですね。きっと、今以上に宇宙に何かを感じてくれるはず。
最後に、鳥取さじアストロパークの香西台長はじめ職員の皆さま、鳥取天文協会の公納会長はじめ会員の皆さまありがとうございました。
来年26回【Sun-in星の集い】(※2)で会いましょう。オークション(※3)もあれば最高。
家嶋(安来)
【補足ほか】
(※1)
団体紹介では、西から出雲天文同好会、木星会(斐川町)、松江星の会、米子星の会、鳥取天文協会(倉吉のみなさん、鳥取のみなさん..)、天文館バルーンようか(兵庫県養父市八鹿町)、そしてさじアストロパークのみなさん、だったように記憶しております。(紹介の時間、眠気とお酒気で朦朧としておりました。失念ありあり。)
(※2)
来年は、日原天文台での開催が決定しました。
(※3)
私はSEO仕様IR改造のKissD-Xを入手しました。バッテリーグリップもいっしょです。普段もXを利用しているので、撮影が楽しみです。
今回、ものすごく楽しかったです。
安部(八束)
★★★
星の集い参加の皆さん、大変お疲れさまでした。佐治アストロパークは私自身オープン時以来なので、大変楽しみでした。私の感じたイベントの印象です。
○香西洋樹佐治天文台長の記念講演
長く天文学会におられ、色々な事業に関わりをお持ちなので、大変中身のあるお話を聞けました。公共機関はこういった事が出来るのでうらやましい。
○天文オークション
アストロパークのスタッフの方を中心に、多彩な出品がありました。私は、接眼鏡(プローセル10ミリ)をゲットするのに留まりましたが、悩ましい機材や懐かしい機材が沢山並び、もう少し選びたかったですね。来年から恒例化して行くんじゃないかな・・・と思います。
○広場での星空観望会
当時は生憎スタート時には少し雲が出てましたが、少しずつ晴れて来ました。フジノンの15センチ対空双眼鏡、ミードのシュミカセが人気でした。
ちなみに私はラプトル50で自己満足の世界に浸ってました。
○103センチ
これはもう圧巻!!
最初は接眼部に角度が自由に変わるプリズム式の接眼部が着いてましたが、「収差」にうるさいマニア?のためにはずされ、接眼鏡を直に覗かせてもらいました。
木星、M13、M57等は予想通り?圧倒的な見え味でしたが、最後に見たベガはすごい。まぶしくてまともに見ていられないほどまぶしい・・・手のひらに星が写りました。
機会を作ってまた見に来たいですね。
○懇親会
例年の事ですが、各団体の挨拶に始まり、大変盛り上がりました。
ここで、年に1度会う機会があるのはとても貴重です。山陰は東西に大変長いにも関わらず天文ファンのネットワークがちゃんと出来ている訳ですから。
星の集いには今年も新しい人が参加してくれました。こうして人のつながりが広がるのはすばらしい事です。
○感謝
皆さんの天文に対する思いや熱意に触れることが、自分のエネルギーになる事を強く実感することができました。お会いできた皆さんに感謝、感謝です。
また来年お会いしましょう。
佐藤(西川津)
★★★
星の集いに参加された皆さんお疲れでした。
アストロパークへは、安部さん、青戸さんと彗星会議の時に行って以来でしたので、12年ぶりくらいだと思います。
米子道でいきなり土砂降りの中へ突入した時は、少々びっくりしました。アストロパークに到着してからは、雨が降ることもなく星空を楽しむことができました。
香西天文台長の講演は、とても興味深いお話を聞くことができました。
念願の103cm望遠鏡での観望は、まさに圧巻でした。特に凄かったのは、M13がかたまりではなくて星の一つ一つまで見えたのには感動しました。
ベガは目が痛くなるほど眩しかったです。木星はサブの15cm屈折の方がシャープに見えました。
懇親会の時はすでに眠かったですが、その後の星空がとても素晴らしく、しばらく見ていましたが、寝ないと帰りがやばいので寝てしまいました。
久しぶりに星の集いに参加したので、初めてお会いした方が多かったと思います。山陰は東西にとても長いので全域の方が揃うのは難しいですね。来年は日原ですが、天文台での開催も良いですね。
アストロパークと鳥取天文協会の方々には大変お世話になりました。
足立(平田)
★★★
さじアストロパークへの訪問は3回目ですが、憧れの103cm望遠鏡で星を見たのは今回が初めてです。望遠鏡や架台の美しいスタイル、大きい割には機敏な動作、恐ろしくでっかい接眼レンズなどが印象的でした。そして、木星やM13などの微細な姿は想像以上に見事でした。さらに、眼につき刺さるようなベガの光は強烈で、大型望遠鏡の集光力の凄さを実感しました。
香西台長の記念講演では、最近の話題を興味深く聴きました。皆既日食の「シャドウバンド」は知りませんでしたね。オークションでは、ひと昔前にタイムスリップした気分で、懐かしい器材などを楽しませてもらいました。
天文台の外でも、大型の双眼鏡やシュミカセ望遠鏡で観望できました。公納さんの大口径シュミカセは切れ味良く、星雲・星団がよく見えました。
楽しい懇親会の後も、満天の星空を堪能し、かなり寝不足となりましたが、充実した星の集いでした。開催のお世話をしていただいた方々に感謝です。
金津(石橋)
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