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新天体発見


松江市新庁舎での「天文教室」



2021年5月28日(金)、新庁舎で行う天文教室の運営を考えるために市の担当部署から様子をおしえていただきました。
星の会からは伊藤・長谷川・安部が参加しました。

○おしえていただいたポイント(まとめ)
・現在の天文台が使えるのは
  2023(令和5)年5月頃まで
・新庁舎の展望デッキ(6階)で天文教室ができるのは
  2025(令和7)年秋以降(おそらく冬)
 ※第1期工事が完成しても、展望デッキを含めて他のデッキも利用できないとのこと。
・望遠鏡をしまっておく倉庫(専用)
  同じ階で3*4mの広さ。扉は1.5m。会場までの動線は少し長い。

安全でより良い利用のために、利用者動線や運営者動線、見通し(宍道湖の見通し、小型望遠鏡で見る松江城、極軸合わせのための北極星の見え具合)、電気・照明設備・業務用wifiなどの計画状況をおしえていただきました。

○聞きたかったこと
①現庁舎での課題を示して、②それに関連して、新庁舎での様子をおしえていただきました。

1.工事関連
・テラスの段差
(現)屋上に段差があって、とても危険です。
(新)段差は解消されていますか。

・足元灯
(現)足元灯がなくて危険です。しかも、階段や段差があるので特に危険です。
(新)足元灯が必要です。

・テラスや階段を照らす照明灯
(現)階段灯があり、その場で点消灯ができます。屋上には照明灯がなく、機器の設置に不自由しています。
(新)照明灯が必要です。参加者全体の安全確認や忘れ物の点検、機器の設置に使います。点灯消灯は身近なところでできると良いです。

・外部電源
(現)ありません。建物内からコードリールで持ってきています。
(新)複数の外部電源が必要です。望遠鏡やパソコン、アンプを使う際の利用します。

・Wifi環境
(現)ありません。
(新)望遠鏡を動かすのにインターネット環境がほしいです。

・倉庫について
(現)天体ドーム内の半分程度及び階下に準備室として専用室があります。ただ、天体ドームは隙間が多くてほこりがたくさん入り、望遠鏡を収納するには不適切な環境となっています。
(新)望遠鏡を格納しておく倉庫の位置や広さ、扉の大きさ、空調の設備等を確認したいです。仮に倉庫が狭いと望遠鏡を収納することができず、テラスに望遠鏡を格納する倉庫が必要になります。

・倉庫からテラスまでの動線の仕様
(現)小型望遠鏡は天体ドーム内に収納してあります。屋上までの動線は短いです。屋上への扉が狭く、苦労しています。
(新)どのような動線になりますか。距離はどのくらいですか。望遠鏡には振動はできるだけ避ける必要があります。そうしないと望遠鏡の寿命が短くなります。

2.いろいろな質問
・冬の展望テラスは寒くて利用者にはつらいです。何か対策はありますか。狭くても暖房が効いた室内スペース、少なくとも風除室があると良いと思います。
・展望テラスのとなりに機械室がありますが、機械音による騒音は大丈夫ですか。
・新庁舎の夜間開放はありますか。仮にあるとすれば、天文教室の際には市民に展望テラスを利用しないように規制することになります。
・天文教室の受付場所は玄関でよろしいですか。
・展望テラスまでの動線はエレベータでよろしいですか。
・天文教室参加者のトイレはどれを利用することになりますか。
・テラスにある外階段は24時間使えますか。1階から6階まで昇ることができますか。もし利用できるとすれば。天文教室参加者の動線に混乱がないようにしないといけないと思います。
・座学を行う部屋(プロジェクター投影、音響設備、Wifi環境などを含む)の仕様を確認させてください。現在は第2常任委員会室でしています。
・展望テラスはいつから天文教室で利用することができますか。すみやかに現庁舎からの切り替えできるように考えたいです。


○情報の整理
①基本構想(案)に関する意見募集及び意見に対する市の考え方 9ページ
http://www1.city.matsue.shimane.jp/shisei/keikaku/zaisei/
sinchoushaseibi/sinchoushaseibikekka.html


②松江星の会が提出した意見
http://matsueastroclub.web.fc2.com/report/report201801-06/
report_201801-06.html#L_20180117


③基本設計書(概要版)令和2年2月 8ページ
http://www1.city.matsue.shimane.jp/shisei/keikaku/zaisei/
sinchoushaseibi/sekkei.data/kihonsekkei_gaiyou200609.pdf


④実施設計説明書 令和2年10月 17ページ 34ページ
http://www1.city.matsue.shimane.jp/shisei/keikaku/zaisei/
sinchoushaseibi/sekkei.html


基本設計と実施設計を比較してみると、天文教室の会場となる6階のテラスが広くなったこと、テラスまでのエレベータが追加されたことがわかります。

⑤新庁舎の模型(市役所玄関ロビーで展示)
・天文教室では最上階(6階)の「テラス」に天体望遠鏡を並べることになるでしょう。(緑色で囲った部分)ちなみに今の天体ドーム屋上の広さは10*15mくらいですので、かなりの広さがあります。なお、エレベータもあります。
北と西の見通しは良くありませんが、南と東は抜群!松江の夜景も今以上にきれいに見れそうです。

東側上空から見た松江市新庁舎  南側上空から見た松江市新庁舎 

安部(八束)





   
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